漏電原因を調べよう|漏電が起こったときの対処法

使い方が悪いと電気は漏れてくる
こんにちは、今回の記事では電気を使用していると起こる漏電、その原因は一体どこにあるのか、そうなってしまったときの対処法などをお話ししていきたいと思います。
もしいま漏電している可能性があるなら、電気工事業者に依頼して漏電の調査をしてもらってみましょう。
漏電は実際には漏れているかどうか目では見えないので、そのまま放置しておくと火事になったりすることもあります。
自宅での火災の原因の25%は電気機器に関するものだというデータもあったりします。
決して人ごとではないので、調べてみて損はないでしょう。
漏電とは
通常、電気が流れるのは電線やケーブルなどの電気が流れやすいところを通るようになっており、その電線・ケーブルの外側に絶縁体という電気を通しにくい物質で覆われています。
しかし、この絶縁体が古くなってきたり、傷ついたりして絶縁力が少なくなってしまうとそこから電気が漏れ出します。
その他にもコンセントの間にホコリが詰まっていたり、ネズミが電気のケーブルをかじったりなどしても起こります。
漏電の場所を特定しよう
漏電している場所を特定するには分電盤を操作してみることで調べることができます。
分電盤内部に漏電をチェックすることができる漏電ブレーカーがあればそれを用いることで、自分でチェックすることができます。
手順としては次の通りとなります。
・すべてのブレーカーを落とす
まずは家の中の家電を電気が切れてもいい状態にして全部のブレーカーを落としていきましょう。
・漏電ブレーカーを入れる
電気をすべて遮断した状態で漏電ブレーカーを入れることでどこかで漏電していたら、漏電ブレーカーが落ちることになります。
・小さいブレーカーを入れていく
分電盤の中にあるブレーカーを一つずつ入れていってみましょう。
どこかのブレーカーを入れたときに、漏電ブレーカーが反応したら、その回路にある家電や設備に不良があることがわかります。
・特定した回路の機器を外す
どの回路で漏電しているかわかったら次はその回路にある家電類や設備を外してブレーカーを入れてみましょう。
もしすべての電気機器を外しても漏電しているようであれば、ケーブルなどから直接、漏電していることとなります。
・一つずつ機器を繋ぐ
回路自体が漏電していないようであれば、もともとつながっていた電気機器を接続していってみましょう。
どの電気機器をつないだときに漏電ブレーカーが落ちるかでどこから漏電しているかがわかります。
漏電しているときの症状
漏電をしていると様々な症状が発生します。
致命的な災害になることもあれば、ちょっとした異変どちらも起こりますのでそれらについて紹介していきたいと思います。
電気代が高くなる
毎月の電気代の請求金額は皆さんチェックされていますでしょうか。
季節によって電気の使用量が変わってくるので、多少の変動であれば気づきにくいですが、電気が漏れていると電気代は高くなっていきます。
本来使える電気が外に漏れているので、必要以上に電気を使ってしまうのです。
電気代が異常に高いときは漏電を疑いましょう。
雨のときにブレーカーが落ちる
雨が強く降ったときにブレーカーが急に落ちるなどの症状があった場合は要注意です。
家の屋根裏や壁の中に雨漏りなどで水が侵入し、被覆が傷んでしまっている回路に水がかかると急にブレーカーが落ちることがあります。
どこで漏電しているかわかりませんが、電気機器ではなくケーブルで漏電しているときは見えないところなので危険です。
漏電ブレーカーが落ちる
普段から漏電ブレーカーを入れていると漏電したときにブレーカーが落ちます。
漏電ブレーカーが落ちるときは、漏電したか、漏電ブレーカーが壊れているかのどちらかになります。
どちらにしても業者の方に見てもらうほうがいいでしょう。
建物でビリビリする
電気が漏れているとそれらが様々なところに伝わっていきます。
家の中などの金属部分に触れたときにビリビリした感覚を感じたら、漏電してる可能性があります。
ひどいときには触れたときに針で刺されたような強い傷みを感じることがあります。
これはかなり大きく漏電しているので、すぐにでも業者の方を呼びましょう。
電気機器ならアースをつけることで電気を逃がすことができるので、アースがあったらつけておきましょう。
洗濯機や冷蔵庫、電子レンジなどは法令で定められていますよ。
漏電対策まとめ
漏電は放置すると感電や火災などの大きな事故に繋がりかねません。
それに漏電していると電気代が高くなってしまうのも避けたいところですよね
今回は自分で調べる事ができる漏電の対策をお伝えしてきましたが、修理に関してはやはり電気工事業者にお願いしなくてはいけません。
思い当たることがあったらまずは調査をしてもらいましょう。
安全に漏電問題を解決するには電気に関する知識をきちんと持った人に見てもらうしかありません。
安全に使える環境を整えていきましょう。