OAフロアって 何のこと?オフィスをスッキリ見せる施工

OAフロアがあると配線がスッキリ
こんにちは、今回の記事ではOAフロアと呼ばれるオフィスのレイアウトを決める際に採用される床の仕様についてお伝えしていきたいと思います。
OAフロアというと聞き馴染みがない方もおられるかと思いますが、意外とどこの会社でも採用されている事が多く普段から見てるオフィスがOAフロアということも十分考えられます。
それだけ良く使われている施工方法ですし、普段何気なく見ていてもわからないくらいスッキリしている見た目になるのでおすすめです。
そんなOAフロアがどういったものか、それに付随する電気工事についてお話していきます。
そもそもOAフロアとは?
OAフロアというのは、床下に空間を作って床を二重にしたフロアのことを言います。
OAフロアの目的というとオフィスで使用するたくさんのコンセントやネットのLANケーブルなどの配線を床の下に設置することでオフィス内の好きなところから立ち上げる事ができるようにするというところになります。
床上にこのような配線を行うと非常に乱雑になりますのでOAフロアにすることでより効率のいいオフィスが出来上がるのです。
別の言い方として二重床であったり、フリーアクセスフロアなどと言われたりしています。
OAフロアにするメリットとは?
多くのオフィスでは当たり前になっているくらいメリットが大きい施工になっています。
OAフロアには以下のようなメリットがあります。
見た目がキレイ
何よりも、もともと床上にあった配線の数々が床の下に行くことによって無駄な配線が出てこないのでとてもキレイに見せることができます。
配線が出ていたことによってものが置けなかった空間が増えてくるので、有効活用できる広さが広くなるので、仕事の効率も良くなるはずですね
安全なオフィスができる
当たり前なお話ですが、配線が床の上に出ていると脚を引っ掛けたりすることがたくさん起こりますので危険です。
配線に引っかかることで点灯してしまう可能性もありますし、更に配線を引っ掛けて電源が抜けてしまったときにデータが無くなってしまったら大変なことになります。
そういったリスクもなくすことができるのは大切です。
レイアウトの変更が簡単
OAフロアについては床下で配線を回しているだけなのであとからコンセントなどもあとからでも好きなところに移動させることができます。
一般的な壁についているタイプのコンセントはその場所から動かすことはできませんので、どうしてもそのコンセントを中心としてオフィスのレイアウトを考えないといけませんが、OAフロアにすることでそのような問題も解消されます。
実際に使い始めてみてから出ないとオフィスの使い勝手が良いか悪いかは判断がつきにくいので、変更可能であるということは非常にメリットが大きいのです。
OAフロア内のケーブル配線方法
OAフロア用に分電盤を作ろう
まず、受電設備から幹線によってオフィス内の分電盤まで電源が届いている状態になっているかと思います。
通常の分電盤であれば、分電盤の上から配線を出して、天井内を配線するものと鳴っています。
しかしOAフロアについては床下の空間に配線を伸ばしていくため、分電盤を設計する際に下にも配線の取り出し用の穴を作っておくのです。
そうすることで分電盤内から配線をVVFケーブルで直接床下に出すことができます。
このような分電盤の設計からOAフロアの施工なのです。
OAフロアのレイアウトを確認しよう
OAフロア内を配線するときに、あとからでも自由に変更はできますが、まずはじめのレイアウトを決めておくことは非常に有効です。
分電盤から引っ張り出した配線を伸ばす際に大体どのあたりにどれくらいのコンセントが必要になるのかが決まっていないとどこまで引っ張れば良いかもわからないからです。
レイアウトが決まったらそこまで配線を伸ばしておき、更にあとからでも調整が効くように余分にケーブルの長さをみて配線作業をします。
あまりに配線が長すぎると電圧降下を起こしてしまうため、トータルの配線の長さを見ておくのも大切です。
おおよその位置まで設置ができたら、そこにハーネスと呼ばれるOAタップ取り付ける器具を付けて止めておきましょう。
ハーネスからOAタップを引き出そう
ハーネスまで設置した段階で、今度は一旦作業を止めてOAフロアの上げ床の方を施工してもらいます。
OAフロアが出来上がったところで、今度は床をめくりハーネスとOAタップを接続してOAフロアの上に引き出すことで完成となります。
LANなどのケーブルも同様の流れで配線しますが、弱電系は強電と接触していると不具合を起こすことがあるので、配線には要注意です。
まとめ
OAフロアについてはオフィスでは必ずと言っていいほど採用される様になってきています。
そのため、OAフロアがどのようなものか、どうやって施工をすれば良いのかなどを把握しておいて損はないでしょう。