ビル清掃で活躍!ゴンドラを操作するには特別教育の受講が必要です。

清掃の仕事自体には特に資格はいらず、誰でもできる仕事ですが、ビルの清掃となると話は別です。実は、ビルの窓を清掃する際に使用しているゴンドラを取扱うには、特別な資格が必要です。今回は、ゴンドラ操作者の仕事に焦点をあて、その特別な資格についてご紹介していきます。

 

ゴンドラとは

ゴンドラと言われると、なんとなくイメージがつくと思いますが、そもそもどういったものかご存知でしょうか。例えば、冒頭で申し上げた通りビルの清掃などでは、作業床を屋上から吊り下げるゴンドラがわかりやすいですね。あれは、ワイヤロープを作業床に取り引けられた巻き上げ機で伸ばしたり巻いたりすることで昇降する装置です。こうしたタイプのゴンドラは、可搬型ゴンドラといいます。

 

これに対して、屋上側に巻き上げ機が設置されており、その巻き上げ機からワイヤロープを伸ばしたり巻いたりするタイプのゴンドラもあります。これは、常設型ゴンドラといって、基本的に高層ビルの屋上などの建設時点で設置されることが多いです。これも、高層ビルの窓ふきや外壁の補修などに利用されますが、人力ではなく自動で窓ふきをしてくれる装置を兼ね備えたものもあるようです。

 

ちなみに、上記は作業床があるものを想定して2種類紹介していますが、作業床がないゴンドラもあります。チェア型ゴンドラといって、一人乗りの椅子に乗って昇降するタイプのものもあります。これは、大きなゴンドラが使用できないような狭いところでの作業で使われることが多いです。

 

ゴンドラを使う仕事とは

先程から申し上げている通り、ビルの窓の清掃やメンテナンスのためにゴンドラを操作する仕事があります。また、建設現場では高いところの作業の際にも利用することがあります。他にも、ビルの補修工事にも使いますので、主に清掃業や建設業で利用されることが多いです。こうした、ゴンドラの操作をする人のことをゴンドラ操作者といいます。

ゴンドラ操作者

さて、ゴンドラ操作者は、高い所での作業が中心となります。操作の際には、作業者の墜落の可能性もありますし、ゴンドラ自体の落下や接触事故なども想定されます。こうした事故を未然に防ぐためには、ゴンドラを操作する作業者が専門知識と技術を身に付けなければなりません。近年では、高層ビルの建設がどんどん増えており、それに伴ってゴンドラの設置数も増えています。ですから、ゴンドラ操作者の需要も高まっています。

 

ゴンドラ作業での事故

実際に過去に起きたゴンドラ作業の事故について触れておきます。事故が起きたのは平成2年なので、かなり古いですが、こうした事故が起きるリスクは常につきまといます。この事故は、地上9階建てのビルの窓ガラスを清掃するため、常設型ゴンドラを使用していた時に起きました。作業中に、ゴンドラを吊り下げているワイヤロープが破断する事故が起き、作業床に乗っていた作業員2名が約15mの地点から落下、死亡する事故でした。この事故の原因は、ワイヤロープの破断ですが、実は2本のワイヤロープが破断しています。さらに、この破断部分はかなり腐食しており、ワイヤロープの強度が非常に低下していたことが予想されます。作業をする前に、ワイヤロープの腐食をしっかり見つけられていればこのような事故が起きることはありませんでした。こうした事故を防ぐためにも、ゴンドラ各部の点検をしっかりと行なう必要があります。また、万が一に備えて安全帯を正しく装着する必要があります。この事故では、安全帯自体の装着がされていなかったそうです。

 

ゴンドラ取扱い業務特別教育の内容

<学科>

・ゴンドラに関する知識(2時間)

種類及び型式

昇降装置

安全装置

ブレーキ機能

取扱い方法

・ゴンドラの操作のために必要な電気に関する知識(2時間)

電気に関する基礎知識

電動機

開閉器等電気を通ずる機械器具

感電による危険性

・関係法令(1時間)

労働安全衛生法(昭和47年法律第57号)

労働安全衛生法施行令(昭和47年政令第318号)

労働安全衛生規則(昭和47年労働省令第32号)及びゴンドラ安全規則中の関係条項

 

<実技>

・□ゴンドラの操作及び点検(3時間)

作業床の昇降の操作

機械部分及び電路の点検

・ゴンドラの操作のための合図(1時間)

電鈴等による合図の方法

 

学科5時間、実技4時間のトータル9時間の講習になります。費用は13000円程度で受講することができます。

 

まとめ

特別教育を受けなければならないような作業では、ゴンドラ操作のように高い所での作業が多く含まれます。こうした高所での作業は、墜落・落下の危険が非常に高いので、より一層安全に対する知識を深める必要があります。今後、ゴンドラ操作に関わる仕事をする場合には今回ご紹介した特別教育の受講をしっかりし、安全に留意して作業に臨むようにしましょう。

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