実は知らない、身近で大切な仕事「保温工」について解説します!

みなさんは、「保温工」という仕事を聞いたことがありますか?

きっと、保温工になりたい!と思って目指す人は少ないかと思いますが、わたしたちの生活を支える大切な仕事です。さらに、この仕事に関わって熱絶縁施工技能士という特別な資格もあります。さて、どんな仕事なのか、詳しくご紹介していきましょう!

 

保温工ってなに?

保温工というのは、設備工事に関わる仕事の一つです。例えば、ビルやマンションなどの大型の建築物における冷暖房設備や、給排水衛生設備の工事や整備が仕事の一つにあたります。さらにそれだけではなく、そうした大型建築物へのエネルギー供給のための地域冷暖房の配管整備や、工場・発電所などに設置されている高温の蒸気装置の施工・監理も含まれます。さらに大がかかりなものになると、天然ガスや石油液化ガスの配管工事などがあります。

さて、こうしてみると実にその仕事は多岐に渡るということがわかりますが、大まかにまとめると配管やその他設備を保温材で覆うことで、熱放散を抑制する工事が主な仕事となります。なぜそんなことをするのでしょうか?

 

保温工事の意義とは

配管内は、基本的に熱水や蒸気、ガスなどが通るようになっています。この時、スタート地点からゴール地点まで、その内容物を一定の温度に保って送り届けなければならないのです。保温工事はこのために行われていて、一定の温度を保つことができるようにしているんですね。また、保温することによって、それだけ熱エネルギーのロスを減らすことができます。つまり、省エネ効果もあるんですね!

そして、配管を保温材で包むことによって、防音や防湿、結露・凍結防止などの効果もあるので、実はかなり需要の高い工事なのです。

保温工事

保温工になるにはどうしたらいいの?

身近に知られざる重要な仕事があることが分かったところで、この仕事ってどうやったらできるのかについてご紹介していきます。

一般的に、保温工事を取り扱っている設備関係の会社に就職してからがスタートになります。現場での経験を積みながら、先輩たちにノウハウを教えてもらい、知識と技術を磨いていきます。しかし、現場責任者になったり、大きな工事に関わったりする際には技能士の資格が必要になることもあります。それが、「熱絶縁施工技能士」の資格です。この資格については、次回の記事で詳しくお伝えしていくことにします!

 

まとめ

今回は、意外と知られていない「保温工」という仕事についてご紹介しました。この仕事の魅力は、人々の生活を支える重要な仕事であるということの他に、他の土木建築職に比べて力仕事が少ないというところにもあります。このため、女性が活躍している職種でもあるのです!是非、興味を持った女性の方がいましたら、保温工について詳しく調べてみてください!

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