
ブレーカーが突然落ちたとき
こんにちは、今回の記事では日頃、電気を使用していて急にブレーカーが落ちたときに確認しておきたいことをご紹介していきたいと思います。
ブレーカーが落ちるときというのは通常通りではなく、異常な電流を検知したときなので、その復旧方法や原因の確認はきちんとしておきたいものです。
今回の記事ではブレーカーが落ちたときに確認しておくべき原因の見つけ方や正しい復旧方法についてご紹介していきたいと思います。
ブレーカーがトリップする原因
ブレーカーがトリップするときにはいくつかの原因があります。その原因と対処法についてそれぞれご紹介していきましょう。
過電流によってトリップしたとき
アンペアブレーカーや安全ブレーカーであれば、設定されている以上の電流が流れてしまっていることが原因だと考えられます。
安全ブレーカーがトリップしたとき
安全ブレーカーであれば分電盤から各所に電気回路を分けるときに間についているブレーカーとなります。
分電盤の中にたくさんあるブレーカーですね
このブレーカーがトリップしているときには、安全ブレーカーからつながっている回路だけに問題があるということになります。
よくあるのがドライヤーやオーブンなどの電気の使用量が多いものを同時に使用してしまうという原因です。
このような原因のときは一時的な原因でしかありませんので、対策としては同時に使わないという方法が最もかんたんですぐできる対処法になります。
それでもブレーカーが落ちることが嫌な場合は、別回路にてを増設して電気の使用を別の回路からとなるように工事をする必要があります。
家庭用のコンセントの場合、20Aの安全ブレーカーがついていることが多く、100Vならば、2,000Wを超えてしまうとブレーカーが落ちてしまいますので、家電を使う際の目安として覚えておきましょう。
アンペアブレーカーがトリップしたとき
アンペアブレーカー分電盤の中で一番大きなブレーカーのことになります。
このブレーカーは外部との境界についているブレーカーなので、ここがトリップしてしまうと家の中全体の電気が止まってしまいます。
アンペアブレーカーがトリップするときというのは、電力会社と契約した以上の電流が流れてしまった時になります。
対策としては安全ブレーカーと同じく、同時の使用する家電の量を減らすしかありませんが、そのようなことを気にしながら生活するのが嫌な人は電力会社との契約電力を上げることを検討してみましょう。
電力会社との契約を大きくすることで、同時に使用できる電力の量が増えますのでアンペアブレーカーが落ちる原因を少なくすることができます。
ただし、契約電力が大きくなると電気代の基本料金が高くなりますので忘れずに確認しておくといいでしょう。
また、家の中で使用できる電力量が多くなるので、安全ブレーカーが落ちる可能性が高くなります。
そのへんのバランスも工事業者の方と調整して工事をするとよいでしょう。
漏電によってトリップしたとき
分電盤の中には漏電を感知できる漏電ブレーカーがあります。
水回りに使用されるコンセントなどにつながっている回路に使用されるのですが、漏電が発生するとブレーカーがトリップします。
このブレーカーがトリップしたときの対処法は漏電している箇所を特定するところを探し出す必要があります。
漏電ブレーカーにつながっている電化製品をすべて取り外し、その状態でブレーカーを入れてみましょう。
これでもブレーカーがトリップするようであれば、回路に使用されているケーブルに不良があると思われます。
雨の日だけブレーカーが落ちたりするなどのことがあればほぼ間違いないでしょう。
回路で漏電しているようではないときは、一つずつ電化製品を接続して動かしてみましょう。
きっとどれかの電化製品を動かしたときにブレーカーがトリップするでしょう。
そういった電化製品を見つけたら交換をしないといけません。
漏電の場合は火事などのリスクも高くなりますので、対策は必ず行うようにしましょう。
過電圧によってトリップしたとき
極稀に過電圧によってブレーカーがトリップすることもあります。
一般的な家庭に流れる電圧は100Vか200Vしかありませんが、落雷などの一時的な現象によって、ブレーカーが落ちることもあります。
過電圧でのブレーカーのトリップは自分たちでは対処できませんので、そのようなときにもトリップしてほしくない場合は、電気工事業者の方に相談をしてみるといいでしょう。
ブレーカーのトリップの原因まとめ
ブレーカーがトリップしてしまうと、私達の生活に必要な電気が急に止まってしまいます。
ブレーカーを上げ直すだけで対処できればよいのですが、ブレーカーが度々トリップしてしまうとブレーカー自体も劣化していってしまうので、あまり好ましくありません。
原因の見極め方を知っておいて、適切な対応を取れるようにしておくことが大切でしょう。





