電気工事士の資格を取ろう
こんにちは、今回の記事では電気工事をする上で必要な資格である電気工事士、その資格を取得する際の筆記試験が実は免除になることがあるのです。
電気工事士を目指す方でもしかしたら自分も筆記試験が免除になるのではないかと思う方はぜひチェックしていってみましょう。
電気工事士は建設業の中でも需要が高く、どこに行っても仕事がある職種ではありますので、手に職をつけたい方は取得してみるのも良いのではないでしょうか。
それでは電気工事士の資格取得の方法や筆記が免除になる条件などを見ていってみましょう。
電気工事士の種類
電気工事士の資格には第二種と第一種の2種類があり、難易度が高いのは第一種電気工事士になります。
それぞれに筆記試験と実技試験があり、条件が揃えば筆記試験を免除してもらうことができます。
まずは第二種電気工事士の筆記試験の免除の条件から見ていってみましょう。
第二種電気工事士の筆記試験免除の条件
第二種電気工事士の筆記試験が免除になる条件と免除を申請する際に必要な証明書類は次のようになっています。
- 前回の第二種電気工事士筆記試験に合格した者
>証明書などは必要ありません。 - 高等学校・高等専門学校および大学などにおいて経済産業省令で定める電気工学の課程を修めて卒業した者
>筆記試験免除者用の申し込み用紙①の証明書欄に学校長の証明をしてもらう。 - 第一種・第二種・第三種電気主任技術者いずれかの免状取得者
>「電気主任技術者免状」の複写が必要になります。 - 鉱山保安法第18条の規定による試験のうち、電気保安に関する事項を分掌する係員試験に合格した者
>「合格証明書」又は「国家試験合格証」の複写が必要になります。 - 旧自家用電気工作物施設規則第24条第1項(へ)および(ト)の規定により電気技術に関し、担当の知識経験を有すると認定された者
>「自家用電気工作物主任技術者技能認定証明書」又は「自家用電気工作物主任技術者技能認定書」の複写が必要になります。 - 旧電気事業主任技術者資格検定規則による電気事業主任技術者の有資格者
>(1)左記検定規則に基づく検定試験の合格者の場合は「合格証明書」、または「合格証書」の複写が必要になります。 (2)左記検定規則による認定学校(旧制の大学、工業専門学校、工業学校等の電気科です。)の 卒業者の場合は「卒業証明書」、または「卒業証書」の複写が必要になります。
これらの条件に当てはまる方は、筆記試験を受けずに実技試験に臨むことができます。
免除してもらうためには必要な書類をきちんと揃えないといけませんので、提出忘れがないように気をつけましょう。
第一種電気工事士の筆記試験免除の条件
第一種の筆記試験が免除されることは学校の勉強などではないため、ほとんどの場合は筆記試験を受ける必要があります。
免除となる条件はすでに他の電気工事に関する資格を取得しているような方が対象となってきます。
学生の方が免除されることはあまりありませんが、見ておいて損はないでしょう。
第一種電気工事士の筆記試験が免除される条件は次のようになっています。
- 前年度の第一種電気工事士の筆記試験に合格した者
>特に証明書類は必要ありません。 - 第一種・第二種または第三種電気主任技術者の免状の交付を受けている者
>「電気主任技術者免状」の複写が必要です。 - 旧電気事業主任技術者資格検定規則による電気事業主任技術者の資格を有する者
>(1)左記検定規則に基づく検定試験の合格者にあっては「合格証明書」、または「合格証書」の複写が必要になります。 (2)左記検定規則による認定学校(旧制の大学、工業専門学校、工業学校等)の 卒業者にあっては「卒業証明書」、または「卒業証書」の複写が必要になります。
学校卒業による筆記試験免除がありませんので、ほとんどの方は筆記試験を受けなくてはなりません。
筆記試験の免除の申込期間なども十分注意しておきましょう。
技能試験について
電気工事士の技能試験は与えられた課題の施工を行うものとなります。
第一種で60分、第二種で40分の制限時間があり、その時間内で作業を終えなくてはなりません。
ですが、この施工の例題として事前に10問ほどをあらかじめ公開されておりますので、それと同じことを練習しておけば良いでしょう。
本番では少し問題を変更した程度のものしか出ませんので、比較的対策は取りやすいと言えるでしょう。
電気工事士の筆記試験免除まとめ
電気工事士の資格を取得しようとする方は一度筆記試験が免除になるかどうかを確認してみてほしいと思います。
特に第二種電気工事士は卒業した学校で免除されることもありますので、工業高校や大学の電気系の学科を卒業している人は要チェックです。
筆記試験を免除してもらうことで、技能試験のみに集中して取り組むことができますので、より電気工事士の合格率もアップします。
資格を取得してみなさんもぜひ電気工事士になりましょう。