工事現場は女性が圧倒的に少ない
こんにちは、今回の記事では男の仕事であると思われている工事現場の中で、本当に珍しい女性の活躍についてお話していきたいと思います。
基本的に工事といえば体力仕事。
体力という面においては女性よりも男性の方が断然有利な場合がほとんどです。
ですが、女性ならではの現場での有利なポイントについてお話していきたいと思います。
改めて見てみると、工事現場であっても力仕事だけでは回っていかないことも多くあるので、そのような分野においては男性が女性よりも有利というわけでないので、女性が活躍する場所はたくさんあるように思えます。
コミュニケーション能力
男性と女性を比較してみると、女性の方が圧倒的にコミュニケーション能力に優れているのはご存知でしょうか。
昔の話ですが、狩猟をしていた時代、女性は村に残って男性は狩りにでかけていました。
女性は限られたコミュニティの中で孤立しないように周りの人達とコミュニケーションを取る能力が高くなったと言われています。
現在でも、男性はどちらかというと問題解決能力が高い傾向にありますが、女性はコミュニケーション能力が高い傾向にあります。
そのため、現場監督や施工管理などの他業種との間に入ってやり取りをしないといけない仕事ではその力がよく発揮されます。
コミュニケーション能力が高いことは現場では必須な能力のため、女性の施工管理担当というのは、時として男性よりも適しているのではないかと思われます。
地道な作業が得意
現場での作業の中で全てが力仕事というわけではありません。
特に電気設備や空調設備、水道設備など業種では細かくてものすごく数の多い作業というのが存在しています。
女性は男性よりも地道なコツコツした仕事をするのが得意だと言われています。
細かい設備の設定を工事現場内で数え切れないほどの数をこなすなど、考えるだけでもうんざりするような作業でも淡々とこなせるのは女性の強みかと思います。
男性でももちろんできるのですが、数が多くなるに連れて出来上がったものの精度や出来栄えがやはり違っていると感じるところが多いです。
測量であったり、墨出しといったコツコツやる仕事が現場では重宝されたりしますので、そういう仕事は女性の活躍の場だと思います。
また、現場内だけでなく現場事務所で働いているCADオペと言われる図面を書いてくれる方の中でも、そこそこ女性の方を見かけることがあります。
図面を書くのも非常に細かい作業を1つずつ積み上げていく作業ではありますので、女性に向いている仕事ではあると思います。
しかし、図面に何を書けばいいかといった内容に関しては、男性の方が問題解決能力があるので得意だったりします。
お互いのいいところをうまく活用して図面は書くほうが良いですね。
現場での声の聞き取りやすさ
単純な話ですが、女性の方が男性よりも声が高いです。
低い声よりも高い声のほうが遠くまで届くのは当然なので、工事現場では非常に役に立ちます。
聞き間違いなども比較的起こりにくいと思いますし、何より工事現場では至るところで大きな音がなっていることが多くあるため、男性の声ではなかなか伝わらないこともあります。
女性の方が優しく扱われる
工事現場で女性が活躍できるところがあるとお話しておりますが、それでも工事現場での男女比率は99:1くらいで女性が圧倒的に少ないです。
そのため、工事現場の作業員の方たちは良くも悪くも女性に対して接し方がなれていないことが多いです。
そのような男性が取る行動は女性に対して優しく接するという感じになるので、女性の方が現場ではやっていきやすいです。
施工管理をしているとどこかしらでミスが出てしまうこともありますが、そういったときでも男性の担当者と女性の担当者では扱いが全然違います。
そういう面でも女性は作業員の方たちを扱いやすいので向いていると見ていいでしょう。
更にいうのであれば、そんなに女性の少ない工事現場なのでいろいろな方から覚えてもらいやすいというのも女性が有利に働くところでしょう。
工事現場で施工管理や現場監督は自分の顔を売ることが非常に大切です。
顔が利くなんて言葉もありますが、相手が自分のことを知っていてくれるというだけでも話は進みやすくなります。
そういった状況を作りやすい女性は活躍しやすいと言って問題ないでしょう。
電気工事における女性の利点まとめ
私が今まで仕事をしてきた中でも、工事現場で作業員として女性を見る機会というのはほとんどないと言って間違いないでしょう。
それでもここ数年の間に現場で一人二人くらいは見かけるようになってきました。
女性なので力仕事を無理してやってもらわなくても、その他にもできる仕事というのはどこにでもあります。
工事現場だからと気にしないで、現場で働く女性が増えていってくれたら、より良い現場になっていくと思います。
女性の方が向いている仕事だってあるので、もっと参入してもらえると嬉しいですね。