電気工事で楽しいことは何?|作業員の方に聞いてみました。
電気工事は大変なことが多い
こんにちは、今回の記事では電気工事の現場で働く作業員の方にどのようなことが電気工事をやっていて楽しかったか聞いてみました。
建設業の中でも比較的立場の弱い業種である電気工事については大変な思いをすることも多くありますが、そういった中でも作業員の方々は日々やりがいを見つけ仕事に楽しみを見出しているのです。
現場にいる作業員の方々に直接聞いてみて、お話があったことをまとめていってみますので、ぜひ聞いてもらえると嬉しいです。
電気工事の楽しいところ
それでは私が作業員さんから聞いた現場で仕事をしていて好きなことをご紹介して行きたいと思います。
分電盤の内部の配線
現場で電気工事をしていると必ずどこかには分電盤と言われるものがあります。
この分電盤というのは受変電設備から幹線と言われる太いケーブルで電気を持ってきて、そこから更に分岐するための設備になります。
ですので、大きなケーブルを流れてきた電気が細かく分類される場所なのです。
この分電盤内にはたくさんのブレーカーがあり、そこに1つずつケーブルを接続していくのです。
その本数としては30本近いケーブルを分電盤内でうまく固定していき、なるべくきれいに接続していきます。
このケーブルを接続する作業なのですが、実際のところそこまできれいにしなくても特に問題ありません。
ですが、この分電盤内をきれいに仕上げることで、その電気工事を担当している会社の腕前が評価されたりするのです。
分電盤内をかなりきれいに配線することにこだわった作業員の方は、この分電盤の接続作業が大好きなようで
接続を行う日にはまる1日分電盤の前で作業をしておられます。
いろいろな会社がこのように分電盤内のケーブルのキレイさ争いをやっているので、見ている方もこういうようにケーブルをまとめるときれいに配線できるのだと感心します。
更にいうと、この分電盤の配線を任されるということは電気工事士の中でも職長クラスに信頼のおける方ということになるので、それも達成感があるのでしょう。
高所作業車での作業
私もそうなのですが、高所作業車と呼ばれる高いところで作業をするための乗り物は結構楽しいです。
乗る高所作業車によって癖が違い操作感が変わってくるため、それらを乗りこなせる用になると達成感を感じるので嬉しくなります。
私が持っていいたのは高所作業車でも特別教育のものでしたので、10m未満のものしか乗れませんでしたが、それでも9.8mというサイズもありますので、その高所作業車で最大まで高さを上げてみたときは会館でした。
畳1畳もないようなスペースで10mくらいまで上がるとかなりのスリルもありますが、特別な乗り物に乗っている感じがします。
更に10m以上でも乗れる資格を持った方に載せてもらいクレーン型はなどの高いところまで連れて行ってもらったときには、遊園地のアトラクション並みに面白かったです。
そういった高所作業車での作業を楽しく思っている方は多くおられます。
工具のカスタマイズ
電気工事を行う作業員の方にとって、工具は大切な商売道具です。
みなさんがそれぞれに大切にされているのは、近くで見ていてとても良くわかります。
現場監督の自分が持っているものとははっきり言ってグレードの違ういい工具を持っておられるのですが、そういった自分なりに使い心地のいい工具を探して自分の最高の工具セットを作るのが楽しいという方もおられました。
ネットで調べてみては良さそうな工具を探し、買ってみて使う。
このようなサイクルでベストな腰道具を揃えていくと、仕事でもその工具を使うのが楽しみになってきて、作業がはかどるようです。
照明器具がついたとき
電気工事の中でもかなり多くの人が上げる楽しい瞬間です。
電気工事を行うので、当然ながら建物内の電気設備を取り付けして、電源を供給するためのケーブルを引っ張る作業を日々行っております。
その自分が作り上げたものが実際に動き出す瞬間というのがこの照明器具が点灯したときになります。
自分の仕事の成果がひと目で分かるのが大きな要因ですが、何よりも新築の建物で今まで工事用の暗い照明しかなかったところに、ものすごく明るい光が灯るだけでも嬉しいポイントになると思います。
やっぱりきれいなものは気持ちがいいですよね。
変わった楽しみを持つ人
ここまで紹介してきた楽しみは割と多数はの意見でしたが、少数派の意見もいくつかありますのでそれらも簡単に紹介します。
ラジオ体操が楽しい
工事現場では毎朝必ずラジオ体操から始まります。
朝一番から体をしっかり動かすことが気持ちいいという方も少しはおられます。
ケーブルを向くのが楽しい
配線を電気機器に繋ぐ際にケーブルの被覆を剥がしていくのですが、これがスポッと気持ちよく抜けるのです。
その感覚が楽しいという人もいるので、人の好みはいろいろだと感じました。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
電気工事は辛いなんて評判もよく聞きますが、そんな中でも結構楽しみがあると知ってもらえると嬉しいです。