防水工事とは一体何?その目的と種類についてご紹介します!
建設業界では様々な仕事がありますが、その中でも「工事」はたくさんの種類がありますよね。これまでの記事の中でも、色々な工事に触れてきたかと思います。今回は、「防水工事」とは一体何なのか、そしてその目的と種類についてご紹介していきます!
防水工事とは
防水工事と聞くと、水回りに関係しそうなイメージを持ちますよね。水道管の工事のことかな?と思いがちですが、実はそうではありません。一般的に防水工事というのは、建設物の漏水や雨漏りなどを防ぐために行う工事です。
例えば、大きな建物を想像してみてください。屋上のある大きな建物の場合、当然屋上は雨や雪にさらされることになりますよね。これを放っておくとどうなるかと言うと、建物の劣化や内部への浸水につながることとなります。そうなってしまっては大変ですよね。ですから、建物を建てる際やある程度の年数が経った時には、防水工事やメンテナンスが行われるのです。このように言うと、屋上のある建物だけに関係するように思えますが、一般住宅でも該当する部分があります。ベランダやバルコニーです。長く、安全性を維持していくためには、定期的なメンテナンスが必要となるでしょう。
防水工事の種類って?
さて、防水工事と一口に言っても、実は種類があります!今回は、防水材と呼ばれる材料による種類についてご紹介していきます。
<アスファルト防水>
屋上や屋根などに使われることが多い材料です。アスファルトに合成繊維不織布を混ぜて作ったシート状の材料を貼り合わせていく工事となります。防水性は言わずもがなですが、耐用年数が高いという特徴があります。
<塩化ビニルシート防水>
塩化ビニル製のシートを貼りつけていく工事となります。アスファルト防水と同じような方法になりますが、耐久性に優れていてアスファルト防水シートよりも綺麗な状態で貼りつけることができ、また様々な形状に対応できるので、使い勝手が良いことで知られています。
<ゴムシート防水>
合成ゴムでできたシートを貼りつけていく工事となります。他の工法に比べてコストが安く、また短期間での施工が可能という利点があります。ただし、塩化ビニルシート防水とは違って、単調な形状の場所でしか使うことができません。
<塗膜防水>
シートを使わずに、防水塗料と呼ばれる塗料を塗り重ねていく方法です。この中でもいくつかの種類があって、ウレタン防水・超速硬化ウレタン防水・アクリル防水・シリコン防水・FRP防水・ゴムアスファルト防水などがあります。
まとめ
今回は防水工事とは何か、そしてどんな種類があるのかについてお伝えしました。防水工事を手掛けるのは、建設会社や工務店、リフォーム会社などが多いでしょう。特別な資格は必要なく、未経験でも始めることのできる仕事ですし、今後も需要が無くなることはないので重宝される仕事です。次回は、この防水工事に関わる資格についてご紹介していこうと思います!