金属加工で使うプレス機の操作には特別な資格が必要!動力プレスの金型等の取付け、取外し又は調整の業務特別教育が欠かせない

プレス機というのは聞いたことがありますか?一般的に、プレスというと上から押しつぶすようなイメージですが、そうしたものだけでなく金属加工の世界では欠かせない機械となっています。プレス加工のお仕事については、別記事でご紹介していくことにして、今回は、プレス機の取扱いに関する資格についてご紹介していきます。

 

プレス機とは何か

簡単にいうと、金属に強い圧力を加えて、金型の形状に合わせて変形させる機械のことを指します。基本的に、茶道方式によって2種類に分類することができます。

 

機械式プレス

これは、モーターの回転運動を利用してスライドを動作させるプレス機のことを指します。スライドとは、上下運動を行なう部分のことです。

 

油圧式プレス

これは、液体に圧力をかけてスライドを動かす方式のプレス機です。

 

プレス機が行なうこと

上記のようなプレス機が行なうことは、金型に合わせた形状の変形だけではありません。例えば、パンチプレスという穴をあけるプレス機も存在しています。

プレス機の危険性

プレス機は、かなりの圧力を用いて金属加工をしていくため、その操作を誤れば大事故につながりかねません。特に起きる事故として予測されるのが、金型などに指や手などを挟んでしまうことや、加工対象物が飛散して衝突することなどです。こうした危険から労働者を守るために、プレス機事態を覆うプレス囲いや、金型を囲う方囲いと呼ばれる安全囲いがあります。

 

プレス加工を利用して製造できるもの

主に、自動車の部品を製造する際にプレス加工が利用されます。また、エアコンといった大型の家電から、パソコンや携帯電話などに利用される小さな金属部品にもプレス加工が施されています。最も身近な部分では、硬貨でしょう。お金を作る際には、こうした加工技術が使われているのですね。こうした加工技術を利用した製造業が、様々な分野において使われる製品の製造を担っているため、非常に重要度の高い仕事であると言えます。

プレス金型取替作業者

動力プレスとシャー(機械プレス・油圧プレス・プレスブレーキ・パンチング・シャー)の金型の取付けから、取外し、そして調整をするために必要な資格です。プレス機の取扱いでは、謝った操作を行なうと重大な事故を招く危険性から、特別教育を受ける必要があります。

 

プレス金型取替作業者の年収

プレス金型取替作業者の年収は20代で250万円程度と言われています。製造業では平均的な数字ですが、年齢を重ねると年収が上がっていく傾向にありますので、地道に経験を積むのが年収アップの近道です。ちなみに、40代になると平均400万円以上になってきます。また、意外とパワーを使わないので、女性でも従事できる業務として人気です。

 

動力プレスの金型等の取付け、取外し又は調整の業務に係る特別教育の内容

<学科>

・プレス機械又はシヤー及びこれらの安全装置又は安全囲いに関する知識(2時間)

・プレス機械又はシヤーによる作業に関する知識(2時間)

・プレス機械の金型、シヤーの刃部又はプレス機械若しくはシヤーの安全装置若しくは安全囲いの点検、取付け、調整等に関する知識(3時間)

・関係法令(1時間)

 

<実技>

・プレス機械の金型、シヤーの刃部又はプレス機械若しくは、シヤーの安全装置若しくは安全囲いの点検、取付け、取外し及び調整(2時間)

 

学科8時間、実技2時間の計10時間程度の受講で資格を取得することができます。

 

プレス機械作業主任者の資格

これは、プレス機を扱う作業所で職場や従業員の安全を確保する責任者のための資格です。動力付きプレス機を5台以上所有している事業所では、作業主任者を選任する義務があります。このため、以下の資格を持った作業主任者を確保する必要があります。特別教育より内容の濃い講習を受け、修了試験に合格することによってその資格を得ることができます。

 

・作業に係る機械、その安全装置等の種類、構造及び機能に関する知識(6時間)

・作業に係る機械、その安全装置等の保守点検に関する知識(2時間)

・作業の方法に関する知識(5時間)

・関係法令(2時間)

・修了試験

 

合計15時間の講習と合わせて、修了試験を受けることになっています。所有している資格によっては、一部の科目が免除される場合があります。受講資格があり、プレス機械による作業に5年以上従事した経験を持つ者で、これには事業主の証明が必要となります。

 

まとめ

今回は、プレス機に関わる作業資格の概要についてご説明しました。プレス加工について、今度はもう少し詳しくご紹介する機械を設けて、もっと興味を持ってもらえるようにしたいと思います。

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