重機オペレーターになる第一歩!車両系建設機械の資格についてご紹介します。 「締固め用機械(ローラー)」篇

車両系建設機械の資格について、これまで様々紹介してきました。いよいよ、今回がこのシリーズで最後になります。これまでご紹介した記事は下記になりますので、見てみてくださいね!

 

①整地・運搬・積込み用機械

②掘削用機械

③解体用機械

④基礎工事用機械

⑤コンクリート打設用機械

 

今回は、タイトルの通り「締固め用機械(ローラー)」についてご紹介していきます。

 

締固め用機械(ローラー)って何?

締固め用機械とは、ロードローラーなどの締固めを行う機械全般のことを指します。この機械は、建築や土木の現場で、地面を固める時に使用されます。また、ダムなどの盛土の締固めや道路の舗装などにも利用されます。特に、道路舗装の様子は目にしたことがある人も多いのではないでしょうか?これらの機械を運転する時には、特別な資格が必要になります。かつては、フォークリフトと同じように車両系建設機械の特別教育に組み込まれていたのですが、事故の多発によって多くの死傷者が出たため、独立した資格として取得が義務付けられました。

締固め用機械には、乗車できるタイプから小型の道路舗装用の機械、手持ちの機械など様々な形態があります。後ほどご説明する特別教育によって、これら全ての操作が必要になります。

 

締固め用機械(ローラー)の種類

さて、締固め用機械には様々な形態があると言いましたが、それについて少しご紹介していきます。本体の自重を利用して圧力によって地面を圧し固めたり、振動などによって圧力をかけるものなどがあります。

 

<ロードローラー>

主として、道路の基礎部分やコンクリート・アスファルトなどを圧し固めるために使用されます。ロードローラーにも色々な種類がありますが、一般的には人が乗り込んで操作する車のような形態のものと、人が乗り込まずに手で操作する形態のものがあります。人が乗り込むものとしては、マカダム式・ダンデム式・タイヤ式などの大きなものがあります。一方人が乗り込まないものとしては、ハンドガイド式という手で押すタイプのローラーが存在します。この他にも、コンバインド式・振動式などがあります。

<ランマ>

単機筒エンジンの力を利用して、機械本体を跳ね上げた後落下させ、その衝撃力によって地面などの締固めを行う機械です。人が操作するハンドガイド式で、機械の重さ自体は100㎏程度あります。

<タンパ>

エンジンやモーターなどを利用して発生する振動によって締固めを行うタイプ。バイブロ・プレートと呼ばれる。ランマより一度に締め固められる面積が広いことが特徴。

 

ローラーの危険性

よく見る人がのるタイプのロードローラーは、走行自体が非常にゆっくり危険なようには見えませんよね。ですが、我々が思っているよりはずっと速い機械となっています。このため、ローラーに巻き込まれる事故によって、作業に携わっている人が死傷する場合もあります。特に最近は、機械の性能が上がっており、速度や機能性の向上によって災害に直面する危険度も上がっているのです。また、人が乗らないタイプのハンドガイド式ローラーも、性能の向上によって同じように危険度も上がっているという側面があります。このため、操作者の安全を守るためにもしっかりと特別教育を受講する必要があります。

 

締固め用機械(ローラー)の運転に係る特別教育

 

<学科>

・締固め用機械(ローラー)に関する知識(4時間)

・締固め用機械(ローラー)の運転に必要な一般的事項に関する知識(1時間)

・関係法令(1時間)

 

<実技>

・締固め用機械(ローラー)の運転方法(4時間)

 

学科6時間、実技4時間の10時間程度の講習で、費用は15000円程度となっており、比較的取得しやすい資格になっています。

ローラーの資格に関しては注意しなければならない点があります。ランマなどの締固め用機械を操作する際には、上記の締固め用機械の特別教育の他に振動工具取扱作業者安全衛生教育の受講も必要になります。ハンドガイド式は、乗り込んで操作はしないのですが、機械自身が振動によって移動できるという観点から「自走式」に分類されます。「自走式」のローラーの場合は、締固め用機械の特別教育の受講が必要となることも、合わせて覚えておきましょう。また、ロードローラーを公道での作業で使用する際は、特殊自動車運転免許が必要になる場合もあります。

特別教育を修了して、業務に就けるようになった後も、おおむね5年程度を経過すると安全衛生教育を受ける必要があります。5年が経過しなくても、機械や設備に大きな変化があった時には、再教育を受けることが求められます。これは、どんな業種もそうですが、機械や知識の進化によって、常識も変化していきます。安全のために必要な知識や技能は変わっていくということに留意し、資格を取得した後もしっかりと更新していくことを心がけると良いでしょう。

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