誘導障害が起こらないようにするには|感電することも

並行に並ぶ配線には要注意

こんにちは、今回の記事では通信障害や感電に至ることもある、誘導障害についてお話していきたいと思います。

誘導障害というとあまり聞き慣れない言葉ではありますが、一定の条件が揃うと起こってします障害ではあります。

電線同士だけでなく人体に向けて起こることもありますので、実際に誘電障害が起こらないように対策をしておくことも大切だと思います。

最悪の場合には感電してしまうこともある障害ですので、しっかりと知識をつけて対策を取っていきましょう。

誘導障害って何?

誘導障害とは誘導電流による障害になります。

誘導電流は電気が流れている電線が作り出す磁界の変化によって、周りの電気が流れていない電線にも誘導起電力が発生し、電気が流れてしまうことが原因として挙げられます。

基本的にこの減少は電線の太い細いや電圧の高い低いに関わらず発生するため注意が必要です。

この誘導障害は強いときには人体との間でも発生します。

ひどいときには人体と電線の間にたくさん電荷が集まり、静電気のように電気が流れてしまうのです。

誘導障害によって通信ケーブルに意図しない電気が流れてしまうとインターネットが使えなくなってしまったり、電話が通じなくなってしまったり、テレビが映らなくなったりと様々なトラブルが発生してしまいます。

誘導障害の種類

誘導障害の種類については、大きく分けて3つの種類があります。

それぞれの発生条件などを踏まえて、対策まで見ていってみましょう

静電誘導による誘導障害

静電誘導というと聞き慣れないかもしれませんが、要は静電気が発生してしまうことをいいます。

主な発生条件としては、高圧の送電線の下を通る人が刺激を受けてしまったり、近くの電線に異常な電流が流れるような形で発生してしまいます。

こういったところでは誘導障害が起こりにくいように細かい規制があり、高圧の送電線からの電界の強さが強くなりすぎないように規定されています。

静電誘導による誘導障害の対策

高電圧の送電線でこういったことが起こらないように対策をするには、とにかく送電線を高い位置にすることが求められます。

静電誘導は距離が開けば開くほど起こりにくくになるので、これが一番の対策です。

自分たちができる対策としては高圧の送電線にはなるべく近寄らないということになります。

基本的に送電線の鉄塔などはフェンスで近づけないようになっていますし、送電線は高く設置されていますので、不意に近づくことさえなければ大丈夫です。

送電線が2系統並んでいる状態では静電シールドと呼ばれる適切な接地なども有効です。

電磁誘導による誘導障害

三相交流などに地絡事故や雷による相間の不平衡があるときに、近くの通信回線などに誘導障害を及ぼします。

電力線に急に大電流が流れることが原因となっており、急に通信障害が発生してしまい、インターネットに繋がりにくくなることがあります。

こうした際には急に流れ込んだ電流を何とかするために遮断機などで電流の除去が行われるような仕組みとなっていることが多いです。

電磁誘導による誘導障害の対策

電磁誘導による誘導障害も静電誘導によるものと同じく、大電流が流れ込む可能性のある電線と通信線の感覚を広く取ることが大切です。

距離が大きいと誘導による影響を減らせるのは基本的な考え方として覚えておきましょう。

ケーブルラック上などに敷設する場合、必要な距離を取ることが難しい場合があります。

そのようなときには間に遮蔽ケーブルを一つ設けることでも影響を小さくすることができるのでおすすめです。

鉄道の影響による誘導障害

鉄道は交流電源と直流電源を切り替えながら走っています。

その切替の際に誘導障害が発生することもしばしばあります。

その原因となるのが切り替えの際に発生する高周波ノイズです。

鉄道では信号の保安システムや踏切の制御システムへ与える影響が大きな問題になりかねません。

これらがもし正常に動作しなくなってしまった場合、鉄道による事故につながってしまう可能性があります。

鉄道の影響による誘導障害の対策

鉄道が原因の誘導障害については設備的な要素が非常に強いため、鉄道会社内でシステムの整備をすることで対策が取られています。

接地や遮蔽物などを有効活用することにより誘導障害が起こりにくい状態を作っています。

鉄道の営業時間外などに試運転を繰り返し行うことで、誘導障害が起こる可能性を食い止めているのです。

誘導障害まとめ

誘導障害は電線に電流が流れる限り、少なからず発生してしまう現象です。

基本的に発生条件がわかっているので、電力会社もその対策にはきちんと注力していますので日常の生活では特に影響を受けることはないでしょう。

勝手に変電所や送電用の鉄塔の敷地内に入り込んだりしなければ、送電線による感電はしないでしょう。

しかし、電気設備を施工する上で電力のケーブルと通信のケーブルの距離をきちんと保つことは身近にある作業ですので、基本的な知識として覚えておいてください。

 

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