設置業務の専門的な国家資格がない?太陽光発電施工者の資格取得がおススメ!

太陽光発電設備のメンテナンスに関わる資格については、前回お伝えしました。実は、太陽光発電設備は、それを専門とする国家資格がまだありません。このため、各メーカーが独自に研修などを行なって対応しているのです。今回は、そんな設置業務に関する資格についてご紹介していきます。

 

PV施工技術者とは

太陽光発電設備の設置に関する国家資格はないと申し上げましたが、民間資格は既に存在しています。それが、PV施工技術者です。これは、一体どのような資格なのでしょうか?

PV施工技術者は、一般社団法人太陽光発電協会(JPEA)によって発行されています。これは、前回ご紹介した太陽光発電メンテナンス技士を発行しているJPMAとは別の協会なので、注意してくださいね。

この資格は、平成24年に創設された比較的新しい資格です。特に、住宅用の太陽光発電システムの施工において、基本的な知識や技術を習得していることを認定するものです。

この資格に関しては、実は平成28年度を最後に認定試験の実施を終了しています。これに代わる資格制度が新たに創設されたためです。ただし、既に資格を持っている方はその資格を生かすこともできますし、更新することも可能となっています。

 

PVマスター技術者について

さて、PV施工技術者は既に新規取得ができなくなっていますが、これに代わって「PVマスター技術者」という新たな資格制度が、平成29年にJPEAによって創設されています。この資格は、PV施工技術者が住宅用の太陽光発電システムの施工にのみ対応していたという点から範囲を広げ、住宅のみならず地上に設置するより大きな施設にも対応した太陽光発電設備の設計や施工の点検などに必要な知識・技術の習得を認定するものとなります。ですから、これまでよりも広範囲の業務に就けますよという証明になるということですね。

 

FIT法の改正

太陽光設備関連の話をする時に、ちょこちょこ出てくるのが「FIT法」という法律です。みなさん、聞いたことはあるでしょうか?ここで、少し触れておきます。実は、先程ご紹介したPVマスター技術者の創設にも、この法律の改正が関わっています。

平成29年の4月にFIT法は改正されました。このFIT法では、それまで再生可能エネルギーによる電力を、固定価格で電力会社が買い取ることが義務付けられていたのです。電気はわたしたちが使うものですから、電気料金を支払っていますよね。実は、この電気料金に「賦課金」として再生可能エネルギーによる電力の買取金が上乗せされていたのです。つまり、実質我々が買い取っていたということなんですよね。しかしここで問題が発生します。太陽光発電がどんどん増加しているように、再生可能エネルギーによる電力発電はどんどん増えています。このため、電気料金に上乗せする形だと、わたしたちが支払う金額も増えていくのです。これが、どんどん増えていくことが問題となりました。このため、FIT法の改正によって、この負担が減るように電力の買取価格を固定でなくしました。これが改正内容のほんの一部です。さらに、太陽光発電が爆発的に増えた背景には、それまでのFIT法によって優遇がされていたのですよね。太陽光発電を増やせば業者にメリットがあったわけです。これを、改正によってきちんとした設備であるかどうか、将来性があるかどうかなどをきちんと点検しますよ!というようになったのです。このため、設備の点検のための技術者が必要になってという背景があるのです。

PVマスター技術者の資格を取得するには

さて、話は戻りますがPVマスター技術者の資格は、下記の流れで取得することができます。

 

①JPEAが定める認定研修を受講する。

②試験に合格する。

 

試験の合格基準は6割とされており、合格することで資格認定となります。ただし、有効期間が4年間となっていて、資格の継続には更新の手続きが必要となることを覚えておきましょう。また、既にPV施工技術者の資格を持っている方は、新たに加わった範囲を勉強し試験を受けることで、PVマスター施工技術者の資格を習得することができます。

 

PVマスター保守点検技術者

こちらの資格も、JPEAによって発行されている資格です。これは、太陽光発電設備の保守点検に関する知識や技術を習得したことを証明する資格です。どちらかというと、メンテナンスに特化した資格ということですね。受験資格が定められていて、下記の資格を持っている人が受けることができます。

 

・PV施工技術者

・PVマスター技術者

・電気主任技術者

・電気工事士

 

設備に関する資格を取ってから、取得するようなイメージですね。この資格の場合は、講習がなくて試験に合格することで資格の取得を認定されることになります。既に上記の資格をお持ちの方は、取得を視野に入れても良いかもしれないですね。

 

まとめ

今回は、JPEAによって発行されている「PVマスター技術者」と「PV保守点検技術者」についてご紹介しました。こちらの資格については、公式HPによって情報が更新されていますので、ご興味がある方は是非チェックしてみてくださいね!

 

JPEA公式HP http://www.jcot.jp/

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