自動ドアの設置に関する自動ドア施工技能士についてご紹介します!

自動ドア施工技能士

マンションや商業施設には、自動ドアというものがついていますが、これの設置に関する資格があるのをご存じでしょうか?実は、これも設置やメンテナンスに専門的な知識や技術が必要ということなんですね。そもそも自動ドアっていつ頃から使われるようになったのでしょうか?今回は、自動ドアにまつわる話と、自動ドア施工技能士という資格についてご紹介していきます!

 

自動ドアとは

自動ドアとは、ガラス張りになっていて、センサーで感知して開くドアというイメージがありますね。動力は基本的に電気なので、停電などが起きるとドアも開かなくなります。また、タクシーのように自動でドアが開閉できるシステムもあり、あれも自動ドアと呼ばれることがあります。今回話題の中心となる自動ドアは、建設物に用いられる方の自動ドアです。

 

<自動ドアのシステム>

自動ドアは基本的に、オペレータ部・センサー部・ドア、サッシ部という3つの要素から構成されています。まず、ドアの開閉に関する機構がオペレータ部となり、人や物を感知する部分がセンサー部、そしてドアやそれに付随するレール・枠などがドア、サッシ部ということになります。

ちなみに、自動ドアといえば横に開く方式ですが、折り戸・引き戸・回転ドアなどもあって、意外と種類があります。

回転ドア

自動ドアの歴史

自動ドアといえば、電力で動くイメージなので最近のもののように思いますが、実は紀元前100年ごろには祭壇の火の火力によって、神殿の扉を自動で開閉させる空気圧方式の自動ドアがあったという話があります。これはとても面白いですね。また、日本でも「からくり」を使った家の門の開閉システムがあったとされていて、現在の自動ドアの原点は意外と古くからあることがわかります。さらに、1920年代の古い電車でも空気圧式の自動ドアが使用されていたという記録もあり、わたしたちが思っている以上に自動ドアの歴史は古いです。

建設物に関しては、1957年に油圧式・空気圧式の自動ドアがビルなどに用いられるようになり、現在に至ります。

歴史を見てわかるように、元々は動力が電気ではなく、油圧式・空気圧式のものが主流でした。電気の技術の進歩とともに、自動ドアの動力も変わっていったと考えられます。

 

自動ドアによる事故

私たちの身近にある自動ドアは、普段あまり考えることはありませんが、様々な危険がはらんでいます。一体どのような事故が想定されるのでしょうか?

 

・ドア利用者の衝突。

・戸袋部分での衝突。

・隙間に手指を挟まれるなどの事故。

 

一見、普通に利用していればそんなこと起きるはずない!と思われますが、実際に自動ドアに関連する事故は毎年発生しています。例えば、2006年に東京のスーパーマーケットで起きた事故です。自動ドアを通過しようとした際に、閉まりかけた自動ドアに接触した80代女性が転倒し骨折。その後歩けなくなってしまい、3年後には亡くなっています。これだけ見ると、不注意のように思いますが、この事故をきっかけとして亡くなっているという見方もできますし、最終的にはスーパー側に1175万円の支払い命令を出しています。こうした事例もありますので、自動ドアを設置する側はメンテナンスや管理を徹底しなければなりません。こうした自動ドアの設置・メンテナンスに関しては、プロがいます。その専門的な知識や技術を証明する資格もありますので、ご紹介していきましょう。

自動ドア

自動ドア施工技能士とは

この資格は、技能検定の一種で国家資格となります。ちなみに、この技能士の資格というのは1級合格で職業訓練指導員免許の取得が、2級合格で職業訓練指導員の実技試験の免除がされるという特典があります。現在、建設関係の技能士の資格は32種類あります。ただし、今後統廃合する場合もありますし、すでに廃止されている資格もいくつかあります。

 

<仕事内容>

自動ドア施工技能士の仕事は、自動ドアの設置工事などになります。自動ドアはドアといえども高度な電子機器なので、当然付随するシステムや装置に関する専門知識と技術が必要になります。自動ドアを設置したりメンテナンスしたりする業種では、活躍が期待できる職種でもあります。

 

<受験資格>

試験を受けるには、学歴によって異なる実務経験が必要となります。

 

実務経験のみ…1級で7年以上 2級で2年以上

その他、学歴に応じて必要な実務経験が異なります。

https://www.mhlw.go.jp/file/06-Seisakujouhou-11800000-Shokugyounouryokukaihatsukyoku/ginoukentei_jukenshikaku.pdf

詳しくはこちらのページをご覧ください。

 

<試験内容>

1級と2級で出題範囲は異なります。

 

学科

・自動ドア一般

・施工法

・材料

・保守点検

・建築構造

・機械要素

・関連基礎知識

・製図

・関係法規

・安全衛生

 

実技

・自動ドア施工作業

 

自動ドア保守・メンテナンス管理者とは

先ほどの資格とは別に、自動ドアの保守・メンテナンス業務の専門知識や技術に特化した資格が、自動ドア保守メンテナンス管理者です。この資格は、NPO法人全国自動ドア産業振興会が認定・発行している民間資格となります。同振興会は、自動ドア施工技能士に関する教育を実施しているなどもあって、自動ドアに関する専門機関であるといえます。こうした資格の有無を確認することで、消費者は悪徳業者との関りを持たないようにすることができます。

この資格は、学科講習・実技講習を経て行われる試験に合格することで取得が可能となります。2020年度の試験は中止となってしまいましたので、来年以降の情報をお待ちください。

 

 

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