絶縁抵抗測定の業務には特別教育修了の資格が必要?絶縁抵抗測定についてご紹介します!

みなさんは、絶縁抵抗計やメガーと呼ばれる機器について知っていますか?電気抵抗計とも呼ばれることがあります。今回はこの絶縁抵抗計についてやそれを扱う仕事、そして使用資格について少し掘り下げてご紹介していこうと思いますので、お付き合いくだされば幸いです。

 

絶縁抵抗計ってなに?

さて、絶縁抵抗計って一体何に使うのでしょうか。絶縁抵抗を測定する機械です。電気を利用するものは基本的に、電気が流れるところ(電力回路)以外へ電気が漏れないようにしなければなりませんよね。感電や発火などの危険を防止するためです。この、電気が漏れ出さないようにする役目をしているのが電気絶縁になります。絶縁抵抗とは、電気が漏れ出ようとするのに対して、それを遮る力の大きさのことです。このため、この数値が大きいほど電気を遮る力が大きい、つまり安全度が高いということになります。ちなみに、この絶縁抵抗の値の単位をMΩ(メグオーム)といいます。メガオームではなく、メグオームですのでお間違いないように。絶縁抵抗計はこの絶縁抵抗を測定するということでしたが、実は役割はこれだけではありません。

絶縁抵抗と接地抵抗

絶縁抵抗そのものの意味はなんとなく分かったと思いますが、続いて接地抵抗についてご説明します。これが何に関係するのかは後ほどご説明しますね。わたしたちの生活の中には電気が使われる場面が溢れていますよね。例えば、一戸建ての家屋にも、お店や大きなビルにだって電気の配線は実にたくさん張り巡らされていますよね。こうした配線の中には、もしかしたら電気を遮断している部分(カバーなど)が剥がれて、電気が漏れ出している場合があります。この漏れ出した電気が別の機械に流れていってしまうと、機械の故障につながります。これを防ぐために、漏れ出た電気を地上に逃がすためにアースという配線を設置します。接地抵抗とは、このアースの抵抗力のことを指します。接地抵抗の場合は、この数値が低い方が安全度が高いとされます。この部分が、絶縁抵抗と逆ですね。

さて、これが何に関係するかというと、絶縁抵抗計による測定です。絶縁抵抗計は、わざと分電盤や配線に過剰な電気を流して、これに対してどれだけ抵抗力があるか(絶縁抵抗)そして、過剰な電気が流れた時、適切に地面に電気を捨ててくれるか(接地抵抗)ということを調べることが、絶縁抵抗計による測定です。過剰な電気と言っても、例えば100Vの配線に200Vも300Vも流すわけではありません。せいぜい、125V程度の電気を流すことになります。そうでなければ、過剰すぎる電気を流すことで、機器の破損や火災などの事故につながってしまいます。ですから、絶縁抵測定には専門的な知識と技術が必須になります。

 

絶縁抵抗測定に関する資格

実は、絶縁抵抗測定を行うためには資格が要る場合と要らない場合があります。特に、配電設備以外の絶縁抵抗測定には特別な資格は必要ないとされています。一方で、資格が必要な場合というのは、測定前に断路器を切る必要がある時です。断路器とは、電力回路に対して電気が流れていない状態で、電圧を開閉する機器です。絶縁抵抗を測定する機器を電力回路から切り離すことで、無電圧状態にし絶縁抵抗を測定することができます。この断路器を使う場合、特別な資格が必要になるのです。

 

絶縁抵抗測定を業務として行う仕事とは?

ここまで、絶縁抵抗測定について詳しくご説明してきましたが、絶縁抵抗測定を業務として行う仕事ってどんなものがあるのでしょうか。例えば、消防設備士です。消防設備士とは、消火器やスプリンクラー、あるいは火災報知器などの設備を設置したり、点検整備したりする仕事です。消防設備士は国家資格で、資格取得のためには試験に合格する必要があります。また、消防設備士の資格を取得することで防火管理技能者や消防設備点検資格者の受講資格を得ることができます。

また、電気工事士の資格を持ちその仕事に従事する場合は絶縁抵抗測定を行う場合があります。主題から少し逸れますが、電気工事士の仕事は大きく2種類あります。一つは建築電気工事、一つは鉄道電気工事です。建築電気工事では、屋内配線工事や外線の工事、エアコンなどの設備の工事やビル管理の仕事などがあります。この中で、絶縁抵抗測定を行うことももちろんあります。また、鉄道電気工事はその名の通り、鉄道に関する仕事です。変電設備の工事や線路そのものの工事、駅の設備工事です。電車は膨大な電気を扱うので、とても危険な仕事でもあります。

 

絶縁抵抗測定を行うための資格

さて、それでは断路器を使う場合の絶縁抵抗測定のために必要な資格についてご説明しますが、実はこれ、既に以前こちらの記事でご紹介した「低圧電気取扱業務特別教育」を受けることで資格を取得することができます。電気を扱う仕事はこれからも重宝されますから、これを機会に電気関係の仕事に興味を持っていただけたら嬉しいです。

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