窯業系サイディング施工士なんて資格があるの、ご存じでしたか?

以前、外壁については別記事で詳しくご紹介したのですが、実は窯業系サイディングには資格があるのです。今回は、窯業系サイディングの専門資格についてご紹介していきます。

 

窯業系サイディングとは

外壁の主流「サイディング」!サイディングの種類と機能性についてご紹介します!

こちらの記事で少し触れていますが、窯業系サイディングとは、セメントに繊維質などを混ぜて製造されている外壁材です。基本的には、工場で作られた窯業系サイディング材を、現場で壁面に貼り付けて施工します。元々セメントが原料となっているので、強度が非常に高く、防火性に優れているという特徴がある反面、防水性はやや低いというデメリットもあります。ただ、国内の住宅では窯業系サイディングが非常に人気で、デザインも豊富になっています。

 

外壁工事には専門的な知識と技術が必要!

さて、工場で材料がつくられていてそれを貼るだけと聞くと、誰にでもできそうな印象を持ちますね。しかし、住宅の外壁工事は専門的な知識と技術が必要となります。それはなぜなのでしょうか?サイディング材は、何枚も貼り合わせることになりますね。これをきちんと施工できていないと、隙間ができるなどしてしまいます。この隙間から雨水が入り込んでしまったりすると、ひび割れやカビの発生などを引き起こしますし、せっかく防火性に優れているのに、その効果も低減してしまいます。こうした、施工不良を防ぐために、外壁工事を行う場合は専門的な知識と技術が必要であるとされているのです。かといって、これからご紹介する資格が必ずしも必要であるというわけではありません。一般的に、これらの資格は個人でリフォーム会社などを運営していく場合に、持っていると顧客の信頼度につながり、仕事につながりやすくなるという利点があります。さて、窯業系サイディングに関わる資格ってどんなものがあるのでしょうか?

NYG窯業系サイディング施工士

一般社団法人日本窯業外装材協会(NYG)が管理するNYG窯業系サイディング施工士は、元々は社内資格でした。同協会は、窯業外装材メーカー9社が正会員となって、運営をしています。この資格制度は平成7年から始まったのですが、平成16年には厚労省の認定社内検定とされたのです。この厚労省の制度については、別記事にて詳細をご紹介します。

 

<受検資格>

窯業系サイディング施工士職に3年以上従事している

 

<試験内容>

学科

・概要

・材料

・施工法

・施工管理と安全衛生

・シーリング工事と塗装工事

 

実技

学科試験合格者に試験要綱と施工図面が渡され、その内容で試験が行われる。

・施工実技試験

・標準施工法チェック試験

 

学科・実技ともに合格することで、同協会の名簿に登録されます。費用は学科試験が13000円で実技試験が27000円となっており、合わせて40000円。ちなみに、試験は国内9地域で実施されています。

 

窯業系サイディング塗替・張替(メンテナンス)診断士

さて、こちらも窯業系サイディングに関わる資格です。一般社団法人木造住宅塗装リフォーム協会が主催しており、同協会は2018年に国土交通大臣登録の事業者となっています。これは、基本的に窯業系サイディングの塗替え工事をするときに、その診断技術を証明する資格となります。屋根や外壁の劣化などを調査・診断士、どのような工事が適切であるかを提案することができる専門的な知識と技術を持っていることの証です。ちなみに試験はなく、所定の講習を受けることで資格が認定されますので、下記の受検要件を満たしているのなら取っておいても損はない資格でしょう。

 

<受検資格>

・窯業系サイディングの塗装や工事経験が5年以上であること。

または

・1級、2級木造建築士

・1級、2級建築施工管理士

・窯業サイディング塗替診断士

いずれかの資格を持っていること。

 

<講習内容>

・窯業系サイディングの知識

・塗装後の9種類の不具合 状況と原因、対策

・診断方法 手順 診断書作成

・国の法制度 補助金

・遮熱 断熱 基礎知識

・木造住宅の基礎知識

 

現在、コロナの影響を受けてオンラインでの開催となっています。費用は10万円と、高めに感じますが試験を受けずに資格を取得できるということを考えると、高くないかもしれないですね。ただし、民間資格なので、知名度が高いものであるとは言えません。

 

まとめ

窯業系サイディングに限っても、2種類の資格があるなんて驚きですよね。これまでもたくさんの資格をご紹介してきましたが、建設業関係はこうした民間資格が大量に存在しているのです。資格自体の知名度が低くても、その資格を取得するために学んだことは絶対に無駄にならないと思います。今回は窯業系サイディングに絞ってお伝えしましたが、外壁工事だけを見ても、まだまだ関連の資格はたくさんあるんですよ。こうした、民間の資格についても今後ご紹介していこうと考えています。

関連記事

コメントは利用できません。

ピックアップ記事

  1. 登録されている記事はございません。
ページ上部へ戻る