第二種電気工事士を独学で取ってみよう
こんにちは、今回の記事では電機関連の資格の入口となる最初の関門である第二種電気工事士の資格について、独学でも取得することができるのかどうかをお話していきたいと思います。
第二種電気工事士を取得すれば、制限はありますが法的に規定されている範囲内で電気工事ができるようになります。
経験を積むためにはまずはこの資格を取得して、電気工事をやってもいい状態になる必要があります。
第二種電気工事士をの資格を独学で取りたいと思う人に向けて、独学でもできるのかどうかお話していきたいと思います。
第二種電気工事士の試験概要
第二種電気工事士の資格については、一般用電気工作物の保安に関して筆記試験と技能試験をが行われます。
筆記試験では次のような項目について試験をお行います。
- 電気に関する基礎理論
- 配電理論及び配線設計
- 電気機器・配線器具並びに電気工事用の材料及び工具
- 電気工事の施工方法
- 一般用電気工作物の検査方法
- 配線図
- 一般用電気工作物の保安に関する法令
筆記試験はマークシート方式で4択問題となっています。
筆記試験を合格すると次に技能試験を受験することができるようになります。
技能試験の内容については、事前に類似問題が公開されているため、その問題をよく見て実際にやってみることで、対策は簡単にできるでしょう。
技能試験で必要な項目は次のようになります。
- 電線の接続
- 配線工事
- 電気機器及び配線器具の設置
- 電気機器・配線器具並びに電気工事用の材料及び工具の使用方法
- コード及びキャブタイヤケーブルの取付け
- 接地工事
- 電流、電圧、電力及び電気抵抗の測定
- 一般用電気工作物の検査
- 一般用電気工作物の故障箇所の修理
こうした項目の実技を行っていくことになります。
現地では工具は貸与されませんので、自前の工具を持っていく必要があります。
まずは、筆記工事を突破しないことには技能試験には進めないので、筆記試験の対策からしていくことをおすすめします。
筆記試験対策
筆記試験を合格したいのであれば、まずは教材を本屋さんで探してきましょう。
おすすめの教材もあるのですが、本屋さんで自分にあった教材を探してみるのが良いと思います。
教材は人によって合う合わないがあるので、実際に手にとって見てみることが大切と言えるでしょう。
こうした勉強の最大のハードルはまずやろうというモチベーションを作るところからなので、行動することから始めましょう。
教材が決まったら、試験範囲の内容をざっと読んでいってみましょう。
計算問題などは例題を実際に解いてみて、練習問題をやるなど、手を動かすことを基本として勉強していくと頭に入りやすいです。
そうして一通り勉強をし終えたら、いきなり過去問題をやっていってみましょう。
このときに点数によって自分の実力を図ることができます。
間違えたところを改めて教材で確認して、覚えていくことを繰り返せばそのうち合格水準に到達します。
大切なのは完璧に覚えようとしないことです。
人間一度に全部を記憶することはできません。
教材、過去門の往復が最短だと思います。
技能試験対策
技能試験は実際に作業をすることになりますので、まずは工具を買い揃えましょう。
ネットでは電気工事士受験セットなるものも販売されているので、資格取得だけならそれでも十分でしょう。
それと合わせて実技対策の材料セットも販売されていたりします。
技能試験は類似問題が公開されていることもあり、ほとんどの作業を実際にやって見ることができます。
それ用の材料を売っているくらいなので、対策はやれば簡単と言っていいでしょう。
公開されている問題は10種類ほどとなります。
それらすべての対策をするとなるとそれぞれに2時間ほどは必要となりますので、きちんと対策の時間を確保して、試験日までにすべての問題の予習をやりきるようにしましょう。
独学にかかるお金
独学で第二種電気工事士を取得したいと思う人が気になるのは、金銭的なところではないでしょうか。
スクールなどに通うとお金がかかるから自分でやりたいそう思っている人も少なくないはずです。
独学で必要になる費用は
- 教材の費用 2,000円くらい
- 技能試験の工具 数万円
- 技能試験の材料 2万円ほど
- 申し込み費用 1万円ほど
といった感じで費用がかかってきます。
スクールに通うとなると更に数万円の費用がかかってくるため、独学で対応できるのであればその方が嬉しいですよね。
でも、受験費用もそれなりに費用がかかるので、勉強不足で何度も受けることになるのであれば、最初から受かるように勉強するほうがいいですね。
第二種電気工事士の独学まとめ
第二種電気工事士は独学でも十分に取得可能な資格ではあります。
だからといって勉強しなくても取れるものではありませんので、そこは勘違いしないように気をつけましょう。
大切なのは日々の努力をきちんと積み上げることになります。
資格を取得できるよう努力をすることを忘れないようにしてください。