水道管は何でできている?水道管の材質と水道管製造の仕事!

みなさんは水道管が何でつくられているか知っていますか?これも、時代と共に材質が変遷してきました。水道管はわたしたちの生活には欠かせない大切な建造物です。蛇口をひねれば、当たり前のように水が出てくるようになっていますが、この仕組みを支えているのが以前ご紹介した「水道に関わる仕事」であったり、水道管を製造する仕事であったりします。今回は、水道管の材質や水道管を製造する仕事について詳しくご紹介していきます。

 

水道管は何でできてる?

水道管の材質というのは、実は結構種類があります。まずは、最近使われている材質についてご紹介していきます。

 

<ボリエチレン管>

現在使われている水道管の中でも、主流とされているものです。年数的な問題で、水道管の交換が行われる際や、新規に水道設備工事を行なう際に使われています。特徴としては、取外しや取付け、つなぎ合わせが従来の材質よりも簡単というメリットがあります。また、化学物質にも強いという特徴があります。

 

<硬質塩化ビニル管>

塩化ビニルを使用した水道管です。衝撃に強く破損しにくいという特徴があります。耐久性としては、大体40年ほどだと言われています。塩化ビニル管の中でも様々な種類があります。その用途によって、使い分けられています。

 

<HIVP管>

HIVP管というのは、材質としてはプラスチック樹脂になります。従来は金属製の水道管が使われていましたが、これは水によって錆びてしまうというデメリットがあります。これに対して、プラスチック樹脂製のHIVP管は錆びにくく、加工も簡単にできるという特徴があります。ただ、熱変化に弱いというデメリットがあります。

 

こうした材質は、現在どんどん使われている材質になります。一方で、現在使用されている昔製造されていた材質で多いのが、金属素材であったりコンクリート製のものになります。鋳鉄管などは既に製造されていません。さらに、昭和30~40年代に製造されていた水道管で、石綿セメント管というものがあります。この水道管を通った飲料水を飲んでも、健康に問題ないとはされていますが、現在は製造されておらず、撤去が推進されています。また、ここでは紹介していない材質のものも使われていたり、開発されたりしています。こうした材質一つとっても、詳しく見ていくと思い白いものですね。

このように、我々の生活に欠かせない水道管は、様々な材質が存在し、時代の変化と共に変わっていくということもわかりました。

水道管に関わる仕事とは

<水道管製造会社>

こうした水道管を製造しているのが水道管製造会社です。実はこの製造会社、日本にはかなりたくさんあります。基本的に水道管製造の仕事は、未経験者でもできるようになっており、経験を重ねて技術を習得していくスタイルが多いです。

 

<配管工>

水道管を取り付ける仕事をします。日本の有名なゲームキャラも、配管工ですよね。作業は、狭い空間で行なわれることが多く、難しいことも多いです。配管工の扱う管には、水道管だけでなくガス管なども含まれます。こうした配管作業は、大きな事故が起きる危険性があるためミスがないようにしなければなりません。配管工に関する資格としては、配管技能士があります。配管技能士については、この後ご紹介させていただきます。

 

<水道管の洗浄>

配水管洗浄の仕事もあります。基本的には、高圧洗浄機を使って作業をします。この仕事の大変なところは、配管が詰まってしまった時の清掃業務で、汚物を扱う場合などもあります。しかし、そういった仕事が人々の暮らしを支えてくれているのですね。この仕事は、どちらかというと清掃業に分類されます。

 

配管技能士とは

配管技能士は、都道府県職業能力開発協会が実施するもので、国会資格にあたります。先程も申し上げた通り、水道管以外にもガス管も扱いますし、このほかに空気清浄装置や冷暖房などの換気設備の配管工事の職務も含まれます。

試験は、建築配管作業とプラント配管作業があり、それぞれ1~3級の区分があります。試験内容は、学科だけでなくそれぞれの区分に応じた実技科目があります。

 

まとめ

今回は、水道管の材質と水道管を製造する仕事に焦点をあててご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか。水道に関する仕事や資格については、これまで少しずつご紹介してきましたが、実はまだまだあるんです!特に、上水道については触れてきましたが、下水道についてはまだですよね。次回以降、下水道についても詳しくご紹介していこうと思いっていますので、お楽しみに!

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