暮らしに欠かせない下水道の仕事とは!下水道の歴史もご紹介します!

これまで、主に上水道の歴史や仕事についてご紹介してきましたが、今回は下水道についてご紹介していきます。

下水道の歴史

世界で最初の下水道とされているのは、メソポタミア文明のバビロンなどの都市であったとされています。メソポタミア文明は、今から約7000年前に栄えていたとされています。下水道というのは、下水道法という法律によって、定義されています。それによると、「下水を排除するために排水管、排水渠その他の排水施設(かんがい排水施設を除く)、これに接続して下水を処理するために設けられる処理施設(し尿浄化槽を除く)またはこれらの施設を補完するために設けられるポンプ施設、貯留施設その他の施設の総体をいう」とされています。下水というと、トイレの汚水などを想像しますが、実はこれも下水法で定義されていて、雨水なども含むことになっています。さて、話は戻りますが、約7000年前に既に利用されていたはずの下水道ですが、その後下水道が発展していったわけではありません。このため、例えば中世ヨーロッパは非常に衛生環境が悪く疫病が流行りました。ペストなどの伝染病が広まっても、衛生環境を整えるための下水技術の進歩はほとんどありませんでした。これが変わり始めたのが、近世に入ってからです。紆余曲折がありながらも、下水技術が大きく進歩していったのは1897年ごろのことで、なかなか最近であることがわかりますね。

これに対して、日本の下水道の歴史に関してです。実は、日本の下水道の歴史は水道のそれと比べて古く、約2300年前まで遡ることができます。この頃、日本は弥生時代ですね。弥生時代は、人々が集落を造って生活していました。集落の周りには環濠(かんごう)と呼ばれる堀で囲まれていたのですが、実はこれが下水処理に使われていたということが、最近になってわかってきたのです。これが、日本の下水道の起源となります。中世ヨーロッパのような伝染病が起こるような不衛生な環境はありませんでしたが、一方で排泄物をの内で再利用したことによって、寄生虫が多く見られるようになりました。その後、大正時代には下水処理施設がつくられ、散水ろ床法という方法を使って下水処理がされるようになったのです。

長くなりましたが、実は下水処理の技術は最近になって普及したということがわかりますね。下水処理の技術は、人々の生活を衛生的に保つために、必要不可欠なのです。

下水道に関する仕事

さて、下水道に関わる仕事というのはどのようなものがあるのでしょうか。水道局や下水処理場では、下水道に関する仕事がたくさんあります。例えば、

 

・汚水を流すための、汚水管や雨水管を埋める工事を行なう。

・下水道管の中をカメラなど使って点検する。

・汚水を処理して海や川に流す。

 

このような仕事があります。

 

下水道に関する資格

<下水道技術検定試験>

下水道に関する仕事としては、「下水道技術検定試験」という民間検定試験があります。この試験は、下水道に関する専門的な知識や技術を持つ有資格者の早期確保のためにつくられた民間検定試験となります。試験に合格することで、下水道の設計や工事、監督管理及び維持管理を行なう技術者としての実務経験を短縮することができるということになります。民間の事業者が下水道に関する業務を行なうためには、この検定(第3種)に合格した有資格者の配置が必要となります。

この試験は3つに区分されています。

 

・第1種技術検定…下水道の計画設計を行なうために必要

・第2種技術検定…下水道の実施設計及び工事の監督管理を行なうために必要

・第3種技術検定…下水道(処理施設・ポンプ施設)の維持管理を行なうために必要

 

<下水道管理技術認定試験>

こちらの資格は、管路施設の維持管理業務に従事する者の技術向上を目的として設立された資格です。受験資格は、管理施設の維持管理業務に従事していることです。この試験に合格することで、「総合技士」及び「主任技師」の受験資格を得ることができます。

 

<下水道管路管理総合技士>

・下水道及び下水道管路施設に関して高度な専門知識と見識を有し、業務に関して適格な判断ができる。

・安全衛生、教育等について指導監督ができる。

・維持管理計画等を立案し、必要な技術提案ができる。

こうした知識・技術を身に付けていることを示す資格になります。

 

<下水道管路管理主任技師>

・下水道及び指導管路施設に関して専門知識を有し、専門技士や作業員などに適切な指示を与えることができる。

・業務を適切に実行できる。

・施工(業務)計画書や成果報告書の作成ができる。

こうした知識・技術を身に付けていることを示す資格になります。

 

<下水道管路管理専門技士>

この資格は、3部門に分かれています。

・清掃

・調査

・修繕、改築

各部門に関して、専門的な知識や技能を身に付けていることを示す資格になります。

 

まとめ

今回は下水道に関する歴史や仕事について紹介しましたが、いかがだったでしょうか。わたしたちの生活を支える、下水道の仕事は大変ですがやりがいのある仕事です。これから転職や就職を考えている人は、資格制度についても参考にしてみてくださいね!

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