建築現場の四季の移り変わり

工事現場は季節の影響を大きく受ける

こんにちは、今回の記事では工事現場で感じる四季の移り変わりについてお話していきたいと思います。

工事現場は基本的に1年中屋外で働きます。

工事が進んできて建物ができてきたとしても、建物内でエアコンなんてつきません。

自然の環境の中、もしくは自然よりも厳しい環境の中で仕事をしていくことになります。

そのため、工事現場では季節の影響をもろに受けてしまいます。

季節が変わっていくにつれて、現場監督としてどのようなことに気をつけておかなければいけないかなどをお話していきたいと思います。

春の現場

春は今まで寒かった時期から暖かくなってきて、とても働きやすい環境です。

とはいえ、暖かくなると眠気が出やすい事もあったり、温かいことによる弊害も少なからずあります。

気温としては厳しくないこの時期に起こることを見ていきましょう。

花粉症

春というよりも冬の終わりからですが、この季節は花粉症の方が多く出てくる時期になります。

現場の立地にもよりますが、屋外での作業となるとこの花粉の影響を受けることは避けては通れません。

各自がマスクや薬などを使って対策するのですが、薬を飲むのそれはそれで副作用が出てくることもあります。

集中力が持たないこともありますし、かといって薬を飲まずに作業をするのもできないくらい症状が激しい人もいるのでそうした方は作業の内容を考えるなどの対策が必要になってきます。

基本的にはマスクなどでブロックすることをメインの対策として、それでもだめなら薬を使うようにしましょう。

新入社員

春といえば、新しい社員が入社してくる時期ですね。

工事現場においても新しい作業員が増えやすい時期となってます。

工事現場では様々な専門用語が使われています。

作業員の方たちは長年使っている言葉なのでなんの違和感もなく話していますが、初めて聞く人にとってはわからないことだらけです。

例えばですが、運搬用の手押しの一輪車のことを「ネコ」といったりします。

猫車という言い方をするそうですが、僕は最初の頃そんな言葉を聞いたことがありませんでした。

新人は何もわかりません。

それが当たり前なので、きちんと教えてあげることとわからなくて当然という視点で教えるようにしましょう。

夏の現場

夏はなんと言っても暑いです。

一番に気をつけなくてはいけないことは当然ながら熱中症対策ですが、それ以外にもあったりするんです。

熱中症対策

このところ毎年、最高気温は徐々に高くなりつつあり、あまりの暑さは災害レベルと言われる様になってきました。

大雨や台風、大雪と同じく自然災害の中、作業をするとなると皆さん対策をするのですが、猛暑の場合は少し対策をしない人がいたりするので要注意です。

熱中症は最悪の場合、死につながる労働災害です。

対策グッズなどもたくさんありますので、必ず現場の作業員の方には使うようにしましょう。

いくら言っても対策をしない作業員もいたりするので、そういうときは声を書けて回ったり、対策の管理表を作って実際に水分補給を行ったかどうかなどを把握するようにしましょう。

台風

台風が起こりやすい時期は7月から10月までとなっていて、夏の初めの頃から時々やってきます。

工事現場は仮設状態のものが多くなっているので、簡単に飛んでしまうものがたくさんあります。

台風でものが飛ばないようにきちんと対策をしておきましょう。

工事現場から飛んでいきやすいものトシテはカラーコーンやブルーシートなどの軽いものがあります。

そして万が一ですが、点灯してしまうと怖いものとしてクレーンや仮設足場などの設備があります。

ものが飛ばないように対策することと、飛んでも現場内で収まるようにしておきましょう。

秋の現場

涼しくなってくると工事現場は徐々に工事が行いやすくなっていきます。

すべての季節の中で一番作業がしやすい時期だと個人的には思います。

そんな秋で注意しておくべきことを見ていきましょう。

台風

台風は秋にも継続してやってきます。

夏のときと同じようにものが飛ばないように気をつけましょう。

秋バテ

夏に冷たいものをたくさん食べてきた身体は、消化器官が割と弱っていたりします。

秋になって涼しくなってきたら、調子が戻るまでしばらく時間がかかりますのであまり無理はしないようにしておきましょう。

寒暖差が大きい時期などは自律神経を乱しがちですので、そのへんも意識して仕事をすると良いでしょう。

冬の現場

冬の現場はとにかく寒い。

そんな中作業をする上で気をつけることは防寒対策になります。

防寒対策

冬に気をつけるとするとその寒さ対策くらいですね。

寒くなるとたくさん服を着込みます。

その分身体が動かしにくくなりますので、作業にも注意が必要です。

また、対策をしていても手元が動きにくくなる時期なので、手元のミスによる怪我などにも気をつけましょう。

現場で活躍するのはやっぱりカイロです。

まとめ

季節ごとに気をつけなくていはいけないことはたくさんあります。

それぞれの時期に合わせて安全に作業できる環境を作っていくようにしましょう。

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