壁のコンセントってどこにあるといいの?使いやすいところに設置しよう

コンセントの配置

こんにちは、今回の記事ではコンセントを配置する際にどういったことを考えるのかお話していきたいと思います。

コンセントって必要なところになかったりするとそれだけで不便な部屋になってしまいますよね

かといってたくさん付ければいいわけでもないので、そのバランスが必要になってきます。

適当につけて、あとから延長コードで伸ばしまくっているというのは何とも不格好なので、そういう風にならないためにも

事前の検討をしっかりしていきましょう。

コンセントのつけ方、配置の仕方

コンセントについては、照明のように明るさなどを細かく計算する必要はありません。

配置を考える上で一番重要なのは、使える位置にあるということです。

コンセントを配置したもののそこはものを置く場所だったので、隠れて使えないなんてことにならないように

事前の家具、装置などの配置を調べておく必要があります。

位置もそうですが、取り付ける高さも重要な要因となってきます。

あとは水を近くで使用するかどうかも設置するコンセントの種類を変えなくてはいけませんので、確認しておきましょう。

配置を決める際の基準

上記の通り何かに隠れる可能性があるところについてはなるべく避けるのですが、まずはどれくらい設置するかを考えていきます。

基本的には部屋の広さに応じて何個コンセントを用意するかだいたい決まっています。

普通の部屋にはそんなにたくさんのコンセントは必要ないんです。

あとは特定の用途に合わせて、必要に応じて増やしていく形になりますね。

テレビやパソコンなどを使う場所は必然的にコンセントの数が多くなるため、そういったところはあらかじめ増やしておいたりします。

配置に関するコツですがコンセントが隠れにくいところの代表としては、入り口の近くです。

入り口であれば、そこは塞ぐことはないのでまず隠れたりしないからです。

そこを起点として一定間隔をあけてコンセントを配置するとうまくいくことが多いです。

6畳くらいの部屋なら、入り口付近に1つと部屋の対角にもう一つといった感じで配置します。

コンセント同士の距離については明確に定められていませんが、図面を書く際には4~5mの範囲でコンセントを中心にして円を描き、部屋がすべてカバーできるようにしていたりします。

この4~5mというのは、掃除機のコードの平均の長さから来ているのです。

最近はコードレスの掃除機が多くなってきているので、そこまで気にしなくてもいいのですが、

ひと昔前は掃除機が届かなくなるのがNGといった感じがあったので、現在でもコンセント同士の距離の目安となっています。

コンセントの容量にも気を付けよう

コンセントはたくさん電気を使いすぎるとブレーカーが落ちてしまいます。

具体的にいうとブレーカーは20Aのものが使われていることが多く、100Vであれば

20A × 100V = 2000W

ということになります。

消費電力が2000Wを超えてしまうとブレーカーが落ちる仕組みなんですね。

これはコンセントごとではなく、回路ごとなので消費電力が大きいものを使うコンセントはほかの回路と分けておく必要があります。

例えばですが、ドライヤーや電子レンジ、冷蔵庫、IHコンロ、エアコン、洗濯機などが挙げられます。

家庭内で使うものでも、消費電力の大きいものは1500Wとか使うこともあるので、これと同時に他のものを使用するとブレーカーが落ちます。

ここで注意すべきことなのですが、消費電力の大きいものは回路を分けるといっても、それぞれで回路を分けていると

どんどん回路数が増えて、施工の手間も多くなり費用が掛かります。

そういった点も踏まえて、消費電力と一緒に使用率というのも合わせて考える必要があるのです。

使用率とは一体何かといいますと、コンセントですが常に電気を使用しているものというのは意外と少なく

消費電力は多いものの使用するのは一時だけといったものをざっくりと数値化するのです。

例えばですが、洗濯機は消費電力が大きいですが、同じく消費電力の多いドライヤーは同時には使わないというのであれば

消費電力が多いもの同士でも同じ回路にして問題なかったりします。

こういったところを探して、うまく回路数をまとめていくとすっきりした図面、施工にすることができるのです。

漏電対策のためのコンセント

コンセントは当然ながら電気が来ております。

そのため、水などがかかると内部でショートしてしまいます。

そういった危険性を考慮して、水回りに使用するコンセントのブレーカーは漏電ブレーカーを取り付けることとなっています。

取り付ける場所の例としては、冷蔵庫、洗濯機、トイレの水洗洗浄便座などがあります。

また、屋外に設置するコンセントは雨にも耐えられるように漏電ブレーカーかつ防水のものでなくてはいけません。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

コンセントの配置にはこういったことを考えて行っております。

生活に必要な設備である分、日ごろの使い勝手の悪さは毎日のストレスになりますので、作る側としてもなるべく最良の配置をできるように頑張っていきたいものですね。

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