基礎施工士って知ってる?資格について詳しくご紹介します

建物を建設する際、最も重要となるのが基礎部分です。この部分を構築する「基礎工事」には、これに従事する技術者としての専門的な資格が存在します。それが、基礎施工士!今回は、この基礎施工士の資格について詳しくご紹介していきます。

 

基礎施工士とは

基礎施工士の資格は、基礎工事の中で最重要とされる「場所打ちコンクリート杭工事」に関するプロフェッショナルです。

 

<場所打ちコンクリート杭工事ってなに?>

建物を建てる時、まっさらな土地の上にドンと基礎を作り始めるわけではありません。その場所を掘り返して鉄筋を埋め込み、そこにコンクリートを流し込むことで地盤をより強い基礎を作ることができます。この工事を場所打ちコンクリート杭工事と言います。

ちなみに、この他にも既製の鉄筋コンクリート杭を使う工事もあり、これを既製鉄筋コンクリート杭工事と言います。

こうした基礎工事については、建築基準法で地盤の固さに応じて必要な工事をするように定められています。

 

特に地震の多い日本では、こうした徹底した基礎工事が非常に大切になってきます。そのため、この工事に関するプロフェッショナルが必要というわけです。

基礎工事

基礎施工士の仕事

施工士の仕事は、基本的に現場の管理になります。多くの職人さんを引っ張りながら、工事の進行や品質を管理していきます。計画通りに工事が進めばいいですが、大体はうまくいかないもの。そこで、臨機応変な対応を求められたり、職人さんたちに残業をお願いしたりと、気苦労も絶えません。

杭を打ち込むには、地盤の調査が需要になってきます。この調査を行うのも、基礎施工士の仕事の一つ。資格を取得するには、どんな条件を満たせば良いのでしょうか?

 

基礎施工士になるには

基礎施工士になるためには、試験を受けて合格する必要があります。試験を受けるためには、一定の受検資格を満たさなければなりません。

 

<受検資格>

・大学の指定学科を卒業後、実務経験1年6か月以上

・大学卒業後、実務経験2年6か月以上

・短大、高専の指定学科を卒業後、実務経験2年6か月以上

・短大、高専を卒業後、実務経験3年6ヶ月以上

・高校の指定学科を卒業後、実務経験3年6か月以上

・高校を卒業後、実務経験5年6か月以上

・中学卒業後、実務経験8年以上

 

指定学科→土木工学、建築工学、機械工学、都市工学、建設工学、建設基礎工学、電気工学、地学、地質学、資源高額、衛生工学、交通工学、安全工学、環境保全工学、計測工学など

 

このように、指定学科を卒業している人は、通常よりも短期間の実務経験で受検資格を満たすことができます。現在、別の職種や分野の仕事をしている人で、こうした指定学科を卒業している人は、転職の候補としても考えてもいいかもしれません。

 

<試験内容>

学科

・設計

・地盤

・労働安全衛生法

・環境法令

・主材料、施工

 

本試験は、学科のみとなっていて、資格の有効期限は5年です。資格の有効期間を延長するためには、5年毎に更新講習会に参加する必要があります。実は、資格制度の改定があり、平成26年までに基礎施工士の資格を取得した人たちは、取得年から15年間は資格が有効となります。ただし、令和12年までに新資格へ移行するために、新資格を取得しなければならないことになっていますので、気を付けてください。これから試験を受ける人たちは、通常通り5年更新となります。

 

まとめ

基礎施工士の資格を取得すると、現場では主任技術者として働くことができるようになります。現場の管理を任されることになるため、責任重大です。このため、受検資格を満たすためには、相応の学歴(専門知識の習得歴)と、現場経験が必要となるのです。最短で、基礎施工士になるには大学の指定学科に入学し、現場経験を1年6ヶ月積むことです。この資格を取得することができると、年収400~500万円となり、建設現場での仕事も安定して得られるようになります。現場では重宝される資格と言えるでしょう。

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