分散型電源で非常時に備えよう

電力は1つに頼るとリスクも多い

こんにちは、今回の記事では電力供給の方法で1つの電力供給ではなく複数の電力供給基を持っている分散型電源についてお話していきたいと思います。

みなさんの家庭、職場では電力はどこから供給されているかご存知でしょうか。

基本的には電力会社から電力を供給されている状態にあると思います。

しかし、そのように電力会社からの供給だけで電力を使用している場合、停電などが発生して電力が止まってしまったときには当然、電気を使用することができなくなってしまいます。

そういった状況でも電気を使用できるようにするのがこの分散型電源ということになります。

もしものときに備えておくことは大切ですので、ぜひとも取り入れていってみましょう

分散型電源とは

分散型電源とは電力供給を一つのところに頼るのではなく、電力会社からの電力以外に電力を供給していくれる設備を設置しておくことをいいます。

自分たちで小規模な発電設備を持っていることで、そこから電力を供給してくれます。

一般的によく使用されているものは太陽光発電などがその代表例です。

その他にもガスを使用した際に発生する熱量を発電に利用するコージェネレーションシステムも分散型電源の一つです。

こうした設備を持っていて電力の負担を分散することを分散型電源といいます。

分散型電源のメリット

分散型電源を使用することのメリットについてご紹介していきたいと思います。

分散型電源はそれぞれの家庭や会社など、その場で発電を行う方法となります。

通常、発電所で作られた電力は送電線を通じて私たちのものに届けられますが、その間に電力は損失でかなりの量が消費されてしまっています。

せっかく発電した電力の6割ほどしか使用できていないのが現状です。

しかし、分散型電源で使用するところの近くで発電することで、送電による電力損失がほとんどない状態で電気を使用することができます。

そのため分散型電源は効率のいい電力の使い方ができるのです。

また、電力会社からの電力が停電によってストップしてしまった場合でも、ある程度の電力は自分たちで発電することができるので、そうした災害時のリスクも分散しておくことができます。

病院などの電力が途絶えてしまうと人命に関わるようなところは、分散型電源を用意しているところがほとんどです。

もちろん自分たちで発電をしますので、その分の電気代を削減することもできます。

分散型電源のデメリット

分散型電源にもデメリットはあります。

基本的なデメリットとしましては、こうした設備を導入するとなるとその分の費用がかかってしまうことが挙げられます。

地域によっては補助金を出してくれるところもありますが、それでも費用としては安くはないため誰でも手が出せるような設備ではありません。

また、設置したいと思っていても建物自体が古く強度的に不安定なところの場合そもそも設置することすらできない可能性があったりします。

また、太陽光発電などを始めとした自然のエネルギーを使用する発電方法は状況によって発電方法が変わってくるため、安定した電力を供給してくれるわけではないこともデメリットとして挙げられます。

分散型電源は自分たちで保有する電気設備になりますので、そうしたものの保守メンテも自分たちで行わなくてはなりませんが、点検は有資格者でなくてはできませんので、そこも手配をしなくてはいけない分、手間がかかってしまいます。

分散型電源の種類

分散型電源にはどのような物があるのかご紹介していきたいと思います。

自然のエネルギーを使用した発電設備

分散型電源の代表的なものといえば太陽光発電になります。

それ以外にも自然のエネルギーを使用したものとしては風力発電も普及しつつあります。

環境にも優しく再生可能エネルギーという名前で世の中に浸透しつつあります。

発電によって余った電力は売電という形で電力会社に買ってもらうこともできますので、電気代だけならプラスになる家庭もあるようです。

蓄電池

蓄電池も分散型電源の一つとなります。

蓄電池自体は発電設備ではありませんが、非常時に電源を供給できます。

コージェネレーションシステム

一般的にはエネファームという名前で販売されていますが、給湯の際の熱を使用して発電を行うことができるシステムです。

ガスによる熱エネルギーを無駄なく使用できますので、とても効率の良いシステムとなっています。

廃棄物発電

廃棄物発電は会社などで出てきた廃棄物を燃やして作った熱エネルギーを発電に利用するシステムになります。

農業などあまり他の廃棄物が混ざらないような業種であれば利用を検討してもいい方法だと思います。

分散型電源まとめ

分散型電源があれば、電力会社からの電力の供給が止まってしまったときに非常に役に立ちます。

昨今の大きな災害のときに停電が話題に上がりますので、現在では注目されているものとなっています。

電力会社だけに頼らず、自分たちでも電力を確保すると安心ですよ

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