停電時の備えは大切!非常用発電機について知ろう
停電したときのための非常用発電機
こんにちは、今回の記事では停電したときに機能する非常用発電機についてお話していきたいと思います。
停電時は電気が使えなくて困るので、そういったときにも非常用発電機があるだけで困らずに済みます。
なかなか一般家庭で非常用の発電機を設置するところはありませんので、このような発電機があるところというのは大体大きな施設になったりするのです。
そういったところは非常用の設備なども電気で動かしたりするため、そういった面でも非常用の発電機は必須の設備だと言えます。
非常用発電機の種類
非常用発電機の仕組みは車と同じように、エンジンを回すことで電気を生み出しています。
そのエンジンの種類によって非常用発電機の種類も分かれてきますので、それらについてご紹介します。
非常用発電機は
・ディーゼルエンジン非常用発電機
・ガスタービン非常用発電機
この2種類があります。
それぞれの特徴について見ていきましょう。
ディーゼルエンジン非常用発電機
ディーゼルエンジンの非常用発電機は小型なものから大型なものまで、たくさんラインナップがあります。
非常用発電機の中では非常に多く普及しており費用が安いこともメリットの一つではあります。
ディーゼルエンジンの車も同様ですが、運転すると排気ガスの中に黒いススが入るので、換気が必須ではあります。」
運転時の振動や騒音が大きいという問題はあるもののそれ以上に安価で種類が多いところで、多く使われています。
ガスタービン非常用発電機
ディーゼルエンジンとは違いガスタービンの非常用発電機は黒い煙が少ないことや、振動や騒音も少ないというところがメリットです。
発電した電力もディーゼルエンジンよりも安定性が高く、使い勝手が良いところが多い
ここまでの情報を聞くとガスタービンの方が優れていそうですが、普及していかない理由として大きなところは、やはりその本体の値段の高さによるところなのです。
また、発電機に必要な熱の処理や給気、排気などもディーゼルエンジンよりも求められる基準が大きくなっており、そういったところがあるため、扱いにくさが目立ったりしてしまいます。
非常用発電機の耐用年数
もしものときのための非常用発電機ですが、いざというときに使えないとお話にならないため、いつでもきちんと動作するようにメンテナンスをきちんとしておかなくてはなりません。
もともと非常用発電機はそんな簡単に付け替えができるようなものでもありませんので、耐用年数としては長くなっております。
設備としての減価償却期間は15年となっています。
ですが、15年しか使えないというわけでもなく、きちんと定期的にメンテナンスを行っていれば30年ほどは持つように作られている。
30年持たせようとすると、なかなか難しくなっています。
屋外に設置していて日光や外気にさらされているものの場合、20年ほども持てば良いほうでしょう。
非常用発電機全体としてはそのような耐用年数になっていますが、中に含まれる部品などについては、もっと短い期間で定期的に交換しなくてはいけない部品もあります。
特に始動用の蓄電池についてはおよそ5~6年くらいで寿命を迎えてしまいます。
こういった部品はきちんと交換するようにしておきましょう。
非常用発電機の騒音・排気問題
騒音問題
非常用発電機を設置する上で一番検討しなくては行けないのがこの騒音と排気の問題です。
発電機はエンジンなので、運転するとかなり大きな音がします。
この音の大きさははっきりいって騒音です。
排気を出す際にも勢いよくガスを吹き出すため、それ自体もかなり大きい風切り音がします。
その2つに加えてさらに建物自体に伝わる振動も問題です。
これらの振動、排気によるトラブルを避けるために防振ゴムなどで緩和する方法もあります。
隣地への騒音対策のために、対策をきちんと考える必要があります。
排気問題
非常用発電機を動かすと大量の排気ガスが発生し、ついでの黒い煙も発生します。
これらをきちんと屋外に放出しておかないと、一酸化炭素中毒になったりすることもあるので検討は十分に行っておく必要があります。
まず、煙の排気方法ですが、この排気ガスが建物の壁などに当たると、一緒に出ているススによって壁が黒くなっていきます。
吐き出す煙も非常に温度が高いため、建物しても良くないでしょう。
非常用発電機は室内に設置することもできるのですが、その場合は排気用のダクトを屋外まで持っていく必要がありますのでその部分の施工も大変だったりするのです。
十分な煙対策をしておかないと、建物内も真っ黒になりかねないんです。
まとめ
非常用発電機はもしものときの大事な設備ですが、動かすために石油を使いますので火事の危険性もあります。
その他にも振動であったり、黒煙を含む排気ガス問題など考えることは多いです。
それでも電気がないと困る人達がいるところには付けなくてはいけませんので、避けては通れません。
きちんと対策の仕方を知っておくと良いでしょう。