ボイラーの取扱い業務ってどんな仕事?ボイラーを扱うなら特別な資格が必要です!

ボイラー

ボイラーというと学校やオフィスなどの大きな施設に設置されている大型の機械を想像しがちですが、実はわたしたちが日常を過ごしている家の中でも、ボイラーは使われています。このため、実はこうしたボイラーを扱う仕事は身近な存在なのですが、あまり認知されていませんね。今回は、そうしたボイラーの基本的なことについてご紹介していこうと思います。

 

ボイラーって一体何?

ボイラーといのは、水蒸気やお湯などで熱を発生させる機械のことを指します。このため、ボイラー内部では燃料を燃やす燃焼室と呼ばれる機関と、燃焼室で発生させた熱を水に伝えて、水蒸気やお湯に好感する熱交換装置という機関を搭載しています。古くは、蒸気機関の主たる動力として使われています。産業革命以後、人類の発展に欠かせない存在なのです。水蒸気やお湯と申し上げましたが、これの代わりに不凍液などを用いる場合もありますね。

※画像は蒸気機関です。

 

ボイラーの種類

ボイラーの分類には種類がありますが、労働安全衛生法上の分類では以下の3つに分けられています。

 

①簡易ボイラー

簡易ボイラー等構造規格の遵守が義務付けられているが、検査などの義務はない。労働安全衛生法施行令第1条第3号イからへには下記のような分類基準が示されている。

 

イ ゲージ圧力0.1MPa以下で使用する蒸気ボイラーで、厚生労働省令で定めるところにより算定した伝熱面積(以下「伝熱面積」という。)が0.5m2以下のもの又は胴の内径が200mm以下で、かつ、その長さが400mm以下のもの

ロ ゲージ圧力0.3MPa以下で使用する蒸気ボイラーで、内容積が0.0003m3以下のもの

ハ 伝熱面積が2m2以下の蒸気ボイラーで、大気に開放した内径が25mm以上の蒸気管を取り付けたもの又はゲージ圧力0.05MPa以下で、かつ、内径が25mm以上のU形立管を蒸気部に取り付けたもの

ニ ゲージ圧力0.1MPa以下の温水ボイラーで、伝熱面積が4m2以下のもの

ホ ゲージ圧力1MPa以下で使用する貫流ボイラー(管寄せの内径が150mmを超える多管式のものを除く。)で、伝熱面積が5m2以下のもの(気水分離器を有するものにあっては、当該気水分離器の内径が200mm以下で、かつ、その内容積が0.02m3以下のものに限る。)

ヘ 内容積が0.004m3以下の貫流ボイラー(管寄せ及び気水分離器のいずれをも有しないものに限る。)で、その使用する最高のゲージ圧力をMPaで表した数値と内容積をm3で表した数値との積が0.02以下のもの

 

②小型ボイラー

簡易ボイラーより規模が大きいボイラー。小型ボイラーの場合は、製造時・輸入時に個別検定などの検査が必要で、1年に1回の定期自主検査も義務付けられている。労働安全衛生法施行令第1条第4号で、小型ボイラーの基準が示されている。

 

イ ゲージ圧力0.1MPa以下で使用する蒸気ボイラーで、伝熱面積が1m2以下のもの又は胴の内径が300mm以下で、かつ、その長さが600mm以下のもの

ロ 伝熱面積が3.5m2以下の蒸気ボイラーで、大気に開放した内径が25mm以上の蒸気管を取り付けたもの又はゲージ圧力0.05MPa以下で、かつ、内径が25mm以上のU形立管を蒸気部に取り付けたもの

ハ ゲージ圧力0.1MPa以下の温水ボイラーで、伝熱面積が8m2以下のもの

ニ ゲージ圧力0.2MPa以下の温水ボイラーで、伝熱面積が2m2以下のもの

ホ ゲージ圧力1MPa以下で使用する貫流ボイラー(管寄せの内径が150mmを超える多管式のものを除く。)で、伝熱面積が10m2以下のもの(気水分離器を有するものにあつては、当該気水分離器の内径が300mm以下で、かつ、その内容積が0.07m3以下のものに限る。)

 

③ボイラー(小規模ボイラー)

簡易ボイラー、小型ボイラーに当てはまらない大型のボイラー。製造・輸入・設置などの段階での検査が義務付けられている。また、使用開始の後は年に1回の性能検査も義務付けられている。労働安全衛生法施行令第20条第5号で「次に掲げるボイラー」として定義されているが、「小規模ボイラー」と呼ばれることもある。この基準は以下の通り。

 

胴の内径が750mm以下で、かつ、その長さが1300mm以下の蒸気ボイラー

伝熱面積が3m2以下の蒸気ボイラー

伝熱面積が14m2以下の温水ボイラー

伝熱面積が30m2以下の貫流ボイラー(気水分離器を有するものにあっては、当該気水分離器の内径が400mm以下で、かつ、その内容積が0.4m3以下のものに限る

 

ボイラーはどんなところで使われている?

ボイラーは様々な大きさがあるということはわかりましたね。さて、これらはどんなところで利用されているのでしょうか。

 

・給湯や暖房

・加湿

・空調

・調理

・洗浄、殺菌

・醸造、化学工場

・蒸気機関

・発電

 

このように列挙すると、ボイラーがいかに身近な存在でかつ必要性が高いものかわかりますね。先程、法規上のボイラーの分類についてお伝えしましたが、ボイラーの分類には他にも構造によるものなどがあります。その中で、取扱いに特別な資格が必要なものと、そうでないものがあります。基本的に、ボイラーは使用する際には、機械の内部で非常に大きな圧力がかかりますし、熱の力を利用することから、かなりの高温になります。これによって、ボイラーを取扱う作業は非常に大きな危険が伴うのです。取扱いを誤れば大きな事故につながりますし、日頃からしっかり検査・管理しなければなりません。このため、ボイラーを正しく取扱うために特別な資格が用意されているのです。

 

ボイラーを扱う際に必要な資格とは

まずは、ボイラーを取扱う業務に関わる資格について列挙させていただきます。

 

・ボイラー技士免許(特級・1級・2級)

・ボイラー溶接士免許(特別ボイラー溶接士・普通ボイラー溶接士)

・ボイラー整備士免許

・小型ボイラー取扱業務特別教育

・ボイラー取扱技能講習

・普通第一種圧力容器取扱作業主任者技能講習

・化学設備関係第一種圧力王容器扱作業主任者技能講習

 

ボイラーに関わる資格は実にたくさんありますね!今回は詳しくご紹介できませんが、次回以降2回に分けて詳しくご紹介していこうと思います。

 

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