フォークリフトを運転するには?免許や必要なことなどを解説!
現場などで使用するフォークリフトを運転するには、特別な免許か必要です。
フォークリフト免許を取りたいと思っても「難しそう…」「講習費用が高そう…」、などと思っている方も多いと思います。
今回は、そんな疑問を解決するため、フォークリフトの免許の取り方について解説していきます!
フォークリフト免許の概要
フォークリフト免許の正式名称は、「フォークリフト運転技能講習修了証」といいます。
道路交通法管轄内である普通自動車免許や自動二輪免許と違い、労働安全衛生法によって定められています。
技能講習修了証という名前の通り、免許ではなく修了証としてカードが取得の証です。
フォークリフト免許(フォークリフト運転技能講習修了証)は、国家資格であり一度取ってしまえば一生使える資格です。
また、比較的簡単に取得できるので、難しそうと捉えている方も安心して取得することができますよ。
フォークリフト免許が活躍できる場面
フォークリフト免許を持っていると活躍できる職業は以下の通りです。
・解体業
・建築業
・石材業
・水道管工事
・電気・電話工事
・産業廃棄物
・建材業
これらの業種は、フォークリフトを利用する場面が多いので、これらの業種で働いている人や働きたいと思っている人は是非取っておきたい資格です。
フォークリフト免許講習の日数
では、フォークリフト免許を取得するまでの期間はどれくらいかかるのでしょうか。
「仕事をしながら休日などに取得できますか?」などの質問をよく聞きます。
結論から言うと、フォークリフト免許は現在持っている免許にもよりますが5日間以内で、仕事をしながら取得することが可能です!
大型特殊免許保持者、普通・大型保持及びび1t未満フォークリフト3ヶ月以上経験者の場合約2日間の講習、
それ以外の場合でも約5日間の講習で取得することができます!
既に業務などでフォークリフト操作の経験がおると講習時間が免除されたり、経験があればあるほど講習期間は短くなります。
また、講習は連続5日間など、連続して行う必要はなく週をまたいで分割して受けることもできるので安心して講習を受けることができます。
受験資格は?
フォークリフトの受験資格は、「18歳以上であること」のみです!
18歳以上であれば誰でも、年齢の上限はありません。
講習費用は?
「フォークリフト免許を取得するための講習費用は高いのでは?」、などと不安に思っている方も多いと思います。
しかし、講習を受けるために必要な費用は約4万円です。
5日間で、4万円で取得できるなら、是非取得しておきたいですね!
教育訓練給付制度
フォークリフト免許を取得すると、給付金という制度があります。
受講料の一部がハローワークから支給されるという制度で、 厚生労働大臣が指定する教育訓練を受講・修了した人が対象です。
給付金の支給対象条件
在職者の方の場合→雇用保険の被保険者期間が3年以上
離職中の方の場合→離職日から受講開始までが1年以内、雇用されていた期間が3年以上
修了すると、教育訓練費用の20%に相当する金額を受け取ることができます。
(4千円から最大10万円まで)
知っているとお得な制度なので、是非対象かどうか調べてみることをおすすめします!
免許取得までの流れ
フォークリフト免許取得の申し込みから、実際に免許を取得するまでの流れを紹介します。
申し込み
フォークリフト免許の講習は、各教習所で行われています。
来所、電話、FAX、郵送、最近はネットでも申し込める場所もあるそうです。
申し込み時に必要な書類は、
・申し込み用紙
・住民票原本
・講習料金
の3点です。
筆記試験を受ける
申し込みが完了すると、いよいよ講習や試験を受けることができます。
申し込み時点の所持免許によって内容や日数は変わります。
学科試験では、
・荷重
・安全係数、検査
・荷役装置
・油圧装置、付属装置
・力学
・質量、重量
などが問われます。
この文字だけ見ていると難しそうに思いますが、講習内容を覚えていれば合格できます!
実技試験を受ける
学科試験に合格すれば、いよいよフォークリフトに乗り実技試験です。
内容は、フォークリフトの点検方法や乗車方法、運転方法などの基本操作です。
試験は減点方式で行われ、100点中70点残っていれば合格できます。
免許を貰う
学科試験、実技試験ともに合格すると、無事フォークリフト免許がもらえます。
免許(修了証)は、常時携帯が義務付けられているので注意しましょう。
所持免許が多く、複数カードを所持するのが大変な方は厚生労働省の発行事務局で1枚にまとめることもできるのでおすすめです。
まとめ
以上、フォークリフト免許(フォークリフト運転技能講習修了証)についての解説でした。
いかがだったでしょうか。
これからフォークリフト免許を取る方、業界で働きたいと思っている方は是非参考にしてみてくださいね!
この記事が少しでも参考になれば幸いです。