フォークリフトの安全対策!ルールを守って安全に気をつけよう

フォークリフトは重い荷物などを簡単に持ち上げることができる便利なもので、工場や倉庫など、様々な場所で重宝されています。
しかし、安全に気をつけて利用しないと思わぬ事故に繋がりがちです。
今回は、フォークリフトの安全対策として、起きる事故、操縦する際のルールなどについてまとめてみました!

フォークリフトで起こる事故

ここでは、フォークリフトによって想定できる事故にはどのようなものがあるのかについて解説していきます。
想定できる事故としては、一般の自動車のように接触事故の他、挟まれ事故、荷崩れ事故、車体の転倒事故、パレットの転倒事故などが想定できます。
実際に起きた挟まれ事故は、運転手がエンジンを切らず運転席から離れたことにより起きました。
その運転手は死亡してしまったようです。
このように、命に関わる重大な事故につながる恐れがあります。

フォークリフトにおける運転ルール

実は、フォークリフトには法律や条例で定められているルールはありません。
そのため、多くの職場や現場では事故を未然に防ぐために、運転ルールというものを設けています。
運転ルールの例として、

・走行速度は10km/h以下にする
・前方の視界を妨げる積荷の運搬走行はできるだけバックで行う
・止まれの表示を必ず守る
・死角となる場所の安全確認を怠らない

といったルールがあります。
これらのルールをもとに、それぞれの職場や現場で独自のルールが作られているそうです。
実際の職場や現場の独自のルールの例として、

・業務以外のエリアには立ち入らない
・運転中に携帯電話を使用しない
・運転席から離れる場合は必ずエンジンを止める
・警備員の誘導を必ず守る
・運転席で飲食をおこなわない

などがあります。
法律や条例では定められていませんが、安全対策としてとても大切なルールなので是非参考にしてみてください。

事故を無くすための安全対策

人が歩く場所とフォークリフトが走行する場所を分ける

フォークリフトを利用する場面は屋内などの倉庫が多く、死角も増え接触事故などが頻繁に起きてしまいます。
このような事故を未然に防ぐための安全対策として、人が歩く場所とフォークリフトが走行する場所を分ける必要があります。
分ける方法は、テープを貼るなどの簡易的な方法でも構いません。
また、回転式警告灯などでどこを走っているか一目でわかるようにすることも重要です。

定期的な安全講習、点検を実施する

挟まれ事故や転倒事故などの安全対策は、定期的な安全講習の実施、実際に車体を点検させることによって防ぐことができます。
安全講習によって、社員一人ひとりの意識改革にも繋がります。

積載量を守る

フォークリフトには、最大積載量が決まっています。
その許容積載量を超えて走行してしまうと、思わぬ事故に繋がってしまいます。

フォークリフトが荷物の上げ下ろしをしている間は一定の距離を置く

フォークリフトが荷物の上げ下ろしをしている間は近づかないなどのルールを定め、教育をしておくことが大切です。

フォークリフトの運転は資格者以外絶対に行わない

フォークリフト運転には専門の免許が必要です。
免許を取得していない人には運転させないなどのルールを決め、提示しておくことが大切です。

危険予知トレーニング

フォークリフトによる事故などを防ぐために、危険予知トレーニング(危険予知訓練)が推奨されています。
危険予知とは、作業中に起こりうる事故などの危険を予想しながら行動することです。
事故が起こる原因は主に、「ヒューマンエラー」と「リスクテイキング」にあります。
ヒューマンエラーとは人為的なミスによる事故で、いわゆるうっかりミスなどが入ります。
リスクテイキングとは自分の意志でリスクを背負った行動で、「大丈夫だろう」、「みんなもやっているから」などという行動からのミスになります。
これらの2つの原因による事故を防ぐための教育が、危険予知トレーニングです。
基本的にはチームでおこない、リーダを決めて皆で意見を出し合いながら学んでいきます。
行うことでヒューマンエラーやリスクテイキングを防止するだけでなく、万が一事故が起きてしまったときに適切な対応ができ、被害を最小限にとどめることが期待できるのです。

まとめ

フォークリフトは便利ですが、誤った利用方法をしてしまうと思わぬ事故に繋がってしまいます。
まとめると、

・フォークリフト利用時は安全対策を実施しないと思わぬ事故に繋がってしまう。
・職場や現場内でルールを決めることが大切。
・安全講習を実施することで社員の意識改革に繋がる。

このようになりました。
安全対策をしっかりとし、安全第一で業務にあたってくださいね。

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