オール電化は良いことばかりではない
こんにちは、今回は前回のオール電化のメリットに引き続き、デメリットについても触れていきたいと思います。
世の中いい話ばかりのものには裏があるもの。
長所だけのものなんてないので、そういった点もしっかり踏まえてデメリットにもきちんと触れて起きましょう。
両方を知った上で考えることが大切です。
それでは、デメリットについて見ていきましょう。
オール電化におけるデメリット
オール電化のデメリットと言うこととで、悪いところばかりにはなりますが、しっかりと見ていきましょう。
基本的にデメリットをお伝えしますが、比較対象はガスを使用している家庭との比較となります。
ガスと比較してオール電化が劣るところを挙げていきます。
IHコンロが使いにくい
オール電化の家では必然的にIHコンロを使用することになります。
今までガスコンロを使用されてきている家庭の方がIHコンロになると、直接火が見えるわけではないため火加減がわからないことがほとんどです。
人間の視覚による火力調整は結構、火力の判断の重要なポイントではあるので、使いにくさを覚えるでしょう。
また、使用できる調理器具もIHコンロに対応しているものでないといけないため、使えなくなる調理器具が出てくることもあります。
なれてくるとそうでもないため一時的なデメリットと言えるでしょう。
お湯をためておくスペースが必要になる
ガス給湯器では、流れてくる水を瞬時に温めてお湯に変えることができます。
ですが、電気給湯器ではそこまでのパワーが無いため予めお湯を作っておいておく必要があります。
そういったパワーが足りないこともデメリットですが、使用するお湯をつくって溜めておくために専用の貯湯タンクに熱くしたお湯を溜めて保管してお可なくてはならないこともデメリットと言えるでしょう。
1家族で使用するお湯の量ですので、それなりに大きなタンクになります。
屋外に置くときにはおけるスペースをきちんと確保しなくてはなりませんし、そのための基礎を用意してあげる必要が出てきます。
狭い土地で家を建てる場合、間取りにも影響してきますので、意外と大きいデメリットですね。
お湯が足りなくなる事がある
前述の通り、オール電化の場合、予め沸かしておいたお湯を溜めておいて使用する方式になります。
当然ながら溜めてあるお湯の量には上限があり、あまり多くのお湯を使いすぎると当然なくなってしまします。
そうするとお湯が使用できなくなります。
新たにタンクに水を溜めて、お湯を沸かすことになるのですが、それもそんなにすぐに沸くわけではないためお湯が使用できない時間というのは相当不便になるのです。
基本的には貯湯タンクは1家庭をまかなえる量になっていますが、ふとした時に使いすぎてしまうこともあるかもしれませんので、そういった危険性があるということはデメリットと言えるでしょう。
電気代が高くなることがある
オール電化の電気の契約プランについては、夜間電力が非常に安い代わりに昼間の電力が若干高く設定されております。
太陽光発電システムをつけていれば、そこからの電力でまかなえることもありますが、天候が悪いときは発電量も少なくなるので電力会社より電気を買って使用することになります。
上記のお湯が急になくなってしまったときや、エアコンを日中たくさん使用したりなど、昼間の電気の使用量が多くなると単価の高い時間帯の電気をたくさん使用することになるのでふとした時に電気代が多くかかってしまうことはデメリットとして挙げられるでしょう。
使用する時間帯にも気を配らなくてはならないので、何も考えずに使用する方がいい方には向いていないかもしれません。
お湯が不衛生
オール電化の住宅では、予めお湯を溜めておいて使用する形になります。
そのため、水はいったんタンク内に溜めて保管しているので、タンクの内部の状況によってはあまりきれいでない可能性があります。
それでも日本の水道は優秀なので、それほど汚いということでもありませんが、タンクに溜まっているお湯をの場合、そのまま飲んだりするのはやめておくほうが無難なのかもしれません。
特にそんなことは気にしないという方はデメリットと思われないかもしれませんが、気になる方にはおすすめできないかもしれません。
停電時に対応ができない
当然のことながらオール電化の住宅はエネルギーとして電気のみで家庭内のインフラを賄っています。
もし停電が起こって電気が来なくなった場合は、全部の機能が停止してしまします。
その点ガスを使用していれば電気が来なくても、ガスコンロでお湯をわかせたり、調理することも可能です。
インフラを電気のみというのはいざというときのリスクの分散ができていないので、可能性としては低いもののいざというときに困ることがあるのもデメリットですね。
オール電化のデメリットまとめ
オール電化のデメリットについてここまで書いてきました。
やはりデメリットはいくつもあり、必ずしもオール電化が良いというわけでもないですね。
でも、蓄電池や太陽光発電などでリスクの低減もできますので、色々と考えてみるのもいいでしょう。