【最新の建築】測量だけじゃない!建築現場でのドローンの活用方法についてご紹介します。

測量現場でのドローンの活躍については既にご紹介しましたが、ドローンの活躍はそこだけに留まりません!建築業界では、様々な形でドローンが利用され始めています。さて、一体どのように?今回は、建築現場でどのようにドローンが使われているのかについて、まとめてみました!

 

建築現場でのドローンの活用方法

<現場の安全管理に活用>

ドローンが人の目の代わりの役割をしてくれる…そんなアプリが既に出回っています。

https://www.drone-sekoukanri.com/

こちらのサイトでは、「ドローン施工管理くん」というドローンを使った安全管理のアプリが紹介されています。このアプリはこんなことに利用できます!

 

・人の代わりにドローンが現場を巡回してくれる

各作業場の施工進捗や作業環境をパッと確認することができる上に、現場の人間との遠隔コミュニケーションを実現することができます。

 

・ドローンが撮影した写真や動画をクラウド上で管理できる

ドローンが撮影した写真や動画をクラウド上で保存・管理することで、誰でもいつでも簡単にそれらを確認することができます。

 

・現場監督の業務削減につながる

ドローンが現場を巡回してくれるので、現場監督の移動時間や業務時間を大幅に削減することができます。

 

iPadさえあれば、操縦技術が無くても誰でもドローンを操作できるようになっているので非常に手軽に業務を改善することができます。このように、ドローンを使えば現場の施工管理がこれまでよりも簡単にできてしまうんですね。ちなみに、このアプリを利用しているかはわかりませんが、ドローンを利用した施工管理の様子はこの動画で観ることができます!

 

<高所作業に活用>

再三触れていることですが、建築現場での事故で大きな割合を占めるのが転落です。高所作業が含まれるため、安全に留意していても時として転落事故が発生してしまいます。作業者の安全を守るためにも、ドローンが大活躍です。

このサイトは、愛知県の株式会社八進という空撮サービスを行なっている会社のものです。

https://kuusatu-service.com/kousho.html

このページでは、ドローンによる「親綱張り」について紹介しています。基本的に高所作業の際は、安全帯を装着して行なうようになっていますが、その安全帯の命綱を引っ掛けるためのロープが親綱になります。実は、落下事故が起きている現場ではこの親綱を掛ける作業を行なっていないというものが原因に含まれています。しかし、これは人力で行わなければならず、この親綱をかける作業自体が危険なものでした。どのようにドローンで親綱をかけるのかは企業秘密ということですが、これが実現できると落下事故を減らす大きなきっかけとなるのではないでしょうか。

このように、高所や危険場所での作業を、人の代わりに行なうことで作業者の安全を確保できるというのも、建築現場でドローンが活躍する一つの要因となっています。

 

<点検・検査に活用>

こちらは、ドローンに赤外線カメラを搭載した外壁修理を案内している会社です。

https://sky-estate.com/lp/Sr5sQdmH/

外壁の点検や検査には、特に高所部分でカメラを用いる場合もありましたが、普通のカメラでは発見が難しかった小さな割れや劣化などを、赤外線カメラを利用することでより高い精度で見つけることが可能となります。これをドローンに搭載することによって、人件費や検査に割く時間の削減を可能にし、さらに従来の検査よりも精度の高い検査を行なうことができるようになりました。足場を組む必要もなくなり、かなりの労働力の削減となります。

この会社のドローンによる外壁調査の様子を観ることができますので、是非ご覧になってみてください。

<土量計算に活用>

ドローン測量の技術を使えば、採石場や集積場などの土量を計算することもできるのです。しかもこの方法は、国土交通省が推奨している方法でもあるので非常に信頼度が高いということがわかりますね。これまでは、測量士が実地調査を行なうことで土量を計算していたので、その労働力と費用、そして時間がそれなりにかかっていました。これをドローンが行なうことで、コストを大幅に削減し効率化することができるのです。

https://built.itmedia.co.jp/bt/articles/1802/21/news039.html

こちらは2018年に書かれたものとなりますが、関連する記事となりますので、ぜひご覧になってみてください。

 

まとめ

ドローンが建築業界でも様々な形で活用されていることがわかりましたね。これはほんの一部の例で、きっともっとたくさんの活用方法があるに違いありません。そして、これからもっと増えていくことでしょう。ドローンの操作自体には資格や免許は必要なく誰でもできることになっていますが、ドローンを飛ばす場所などについては道路交通法や航空法できちんと定めがありますので、どこでも自由に飛ばせるというわけではありません。そうした知識を身に付けることからでも、建築業界でドローンを生かすことにつながっていくのではないでしょうか!是非、調べてみてください。

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